先月の大江戸骨董市で仲良くなった着物友達に声をかけ、新春の大江戸骨董市へ行ってきました。この日の大江戸骨董市についてはこちら↓
正月の1月3日に大江戸骨董市へやってきました。すべての葉っぱが散り、真冬の寒い屋外イベント。緊急事態宣言が明日にでも発令しそうな状況で、次も開催されるか危ぶまれるような状態ですが、正月の大江戸骨董市はいかに？
お正月ということで、彼女は振り袖、なべっちは孔雀刺繍の付下げ訪問着です。彼女の晴れやかな姿は黒のとんびコートで隠れてしまい、もったいないけれど…
まぁお互いのコーデ褒め合いはそこそこに、早速宝探しへGO!
同じリサイクル着物屋さんでも個性はそれぞれ
骨董市へ行き始めた頃は興奮だけが勝り、各店舗の違いはあまりよくわからなかったけれど、よく見ればそれぞれ扱う商品に特徴があります。
着物初心者や外国人の方にもわかりやすいよう○,○○○円均一の店や、小紋着物を畳置きでなくズラッと沢山つるして手に取りやすくしてくれてたり、紬専門、重厚な袋帯専門、和装小物専門などなど…
私は何度も通ってるのに気づいてなかった店を、彼女に教えてもらいました。実は足元に置かれたクリアケースにたっぷり銘仙着物が入ってます。
テーブルにおかれた帯や、つり下げてる羽織ぐらいしか視界に入ってなかったわ。状態は様々だけど、沢山まとめて銘仙着物が下に隠れているなんて…
銘仙(めいせん)着物とは
平織の絹織物の一種。鮮やかで大胆な色遣いや柄行きが特徴の先染め織物で、絹ものとしては丈夫で安価でもあったことから、銘仙の着物が大正から昭和初期にかけて大流行。引用元: 銘仙 – Wikipedia
銘仙着物選び
早速グレーに赤の幾何学模様が描かれた銘仙着物をチェック。コレかっこよく着こなせそう。特にひどい汚れはなくてお手頃価格。悩むなぁ〜
友達も似たような色合いの羽織をチョイス。色みは近いものの、笹柄で赤の割合多く可愛らしい。
着物友達の戦利品
他の店にも足を運び、色々探したものの、友達が選んだのはモノトーンのウロコ文様の昼夜帯でした。
あれ？銘仙じゃない？
それと検品で目がチカチカする細かい格子柄の着物をお買い上げ〜
八掛は昔ながらの緋色じゃなく少し青みがかったお色で、今っぽいかも。
歩く時にモノトーン着物の内側がからチラチラと赤をのぞかせるって、色気あってやっぱりいいよね。
店主は着物状態が悪いからこの格子柄着物はオマケすると言ってました。購入後カフェで検品してみたら、あまり汚れも見当たらない。丈も問題なし。胴裏はくすんでたものの、八掛は取り替えたあと着たことなかったのでは？と思うほど綺麗です。
たいして状態悪くないのに「オマケするよ」と言った店主の不可解な発言。
袖を通したら新たな問題発覚したりして…
彼女はアンティーク着物好きなのであまりこういう着物を持ってなかったのか、どの帯あわせよう？とワクワクしてました。
シンプルでモノトーン着物だから、ポップな帯はもちろん、粋な帯やレトロな柄だってなんにでも合うに違いない♪
なべっちのグリーンな戦利品
なべっちの戦利品は、銘仙羽織にしてはめずらしく綺麗な緑の羽織。しかもしつけ糸もついてます。ただ2,000円という価格以上に緑の着物を持ってなかったから、手持ちのアイテムでのコーディネートがすっと浮かばない。
買うのをためらってたら「買わないなら私が買います」と友達に煽られ、独占欲に駆られて購入してしまいました。
羽織だけ緑を持ってて合わせるアイテムなかったら困るので、保険として幅太のレトロな帯締め500円もゲットです(/ω・＼)ﾁﾗｯ
店主に好みの商品を提案される醍醐味
緑のアイテムを購入しホクホクですが、最後の戦利品は羽織紐。これは大江戸骨董市で仲良くさせてもらってる「着物の越田」さんにお邪魔した時、すすめられたものでした。
締めてきた帯と色がぴったりな羽織はいかが？
客の着物コーディネートから好みを察し、最適な商品を提案してくれるなんて、なんて嬉しいことしてくれるのかしら。
ネットショップじゃこういう提案難しいよね。ゴリ押しセールストークでもなく、こちらのことをきちんと思って対応してくれると思うとファンになっちゃう。
ただ羽織紐の付け根部分が切れかかってるのを店主がみつけてしまいました。
お直し必要だと思うけど、うちの店で修理するとその場ではお渡しできないし、500円追加料金になるわ。そのままで良ければ300円に下げますので。
黙ってたら気づかないかもしれないのに、誠実なところがさらに良い。
うん、時間あるときに自分で直すから300円で売ってください。
「着物の越田」さんはインスタで一部商品の写真も公開したりしてるので、大江戸骨董市へ行く前にチェックしましょ↓
最後に
今回の大江戸骨董市は底冷えして寒かったのに、なんだかんだと私は3品、着物友達は4品購入してました。
先月も骨董市へ来て買ってたし、毎度こんなに調子で続けると、家に入りきらなくなってしまう。というかお互いに家の収納120%超過です。
着物にハマって12年、そろそろ安物買いのリサイクル着物は卒業し、厳選してシンプルな着物を少しずつ誂える日々を迎えてると思っていたのに、派手なアンティーク着物に再びロックオンしてします。やっぱり銘仙着物が好き。だからこそ骨董市での宝探し熱はなかなか冷めそうにありません(/ω＼)
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