2023年6月大江戸骨董市 気になる有松絞り浴衣

半年ぶりの大江戸骨董市、梅雨の晴れ間に行ってきました。前回行ったのはお正月で、銘仙着物を買い漁っていたと思うとほんと懐かしい。

6月下旬、木々も青々と生い茂り、ガラス張りの近代的な建物の挟まれた場所で開催されるオシャレな大江戸骨董市は、一見心地良さそうに見えます。

6月の大江戸骨董市

ですが正午もまわり気温は30度、日差しも暑くお客さんは続々と増えてきて暑い!

著者

そういえばマスクする人をあまり見かけなくなったなぁ。マスクが任意になり、会場での感染対策用消毒液なども視界に入らなかったよ。

大江戸骨董市(有楽町・東京国際フォーラム)

  • 開催日時:毎月第1・3日曜日、8:00~16:00
    雨天中止(諸事情により日程が変更になる場合あり)
  • 開催場所:東京国際フォーラム1階地上広場
  • アクセス:JR線・有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分
  • 入場料:無料
  • 出店数:約250店舗
  • URL:https://www.antique-market.jp/

夏日となっても、もちろん大江戸骨董市では着物を扱ってる店が多数あります。

ただ着物好きさんであれば「この時期の着物販売なら、単衣や薄物だろう」と想像するものの、案外少ない。
むしろ外国人観光客向けに相変わらず黒羽織がずらりとラックにかけられていたり、色鮮やかなアンティーク着物も陳列されていたり〜

アンティーク着物 大江戸骨董市

著者 イエーイ

1プライスで表記されてる店が多いよ。着物初心者や外国人観光客にわかりやすくて良いよね。


1000円着物 大江戸骨董市

私は30度超えと知りつつも、今回は銀ブラの予定もあったので、薄物ではなく単衣着物を着て、扇子片手に大江戸骨董市へ乗り込みました。

著者 憧れ

大江戸骨董市はTwitterで有松祭りと告知してるお店情報を入手したから!

今回の大戸骨董市は、有松絞り浴衣が豊富らしい

著者 憧れ

着物の越田の店主さん、Twitterで「有松祭り開催」と情報を流してくれてありがとう!!!

大江戸骨董市に出店してる「着物の越田の店主」さんと話すことが増え、やたらこの店ばかり紹介でなんだかすいません。他の店もSNSでもっと特徴アピールしてくれないかなぁ…、私が気づいてないだけ?

そもそも大江戸骨董市ではお店ごとに看板掲げてるわけでもないので、SNS情報とお店が一致してるのか見分けるのも大変です。こればかりは、良くも悪くも大江戸骨董市で店主とおしゃべりするのが大事なのかも。

話がそれてしまいましたが…
「着物の越田の店主」さんとこの「有松祭り」がこちら↓

有松絞り浴衣 大江戸骨董市

著者

露天の1店舗で、これだけ有松絞り浴衣が揃うのって案外ないんですよ。

リサイクル浴衣なのに高い!と驚くあなた、有松絞り伝統的な手間のかかる絞り製法で染め上げられているから、綿素材とはいえ定価が高いんです。

印刷じゃないちゃんとした有松絞りなら、仕立て上がりの浴衣でもセールで新品4万円以上はするんじゃないかな。フルオーダーなら7万円超え普通かも。

有松絞りは何ヶ所も放射状にシワが刻まれているけど、白い部分が染める際に糸で縛られたところで、そこだけ染色されません。

カラフルな有松絞り浴衣

著者 憧れ

カラフルな有松絞り浴衣も素敵☆

店主にどれがおすすめか尋ねると、濃紺で斜めに流れるような柄の有松絞りを勧められました。

ササッと浴衣に袖を通してお店の白い夏帯を合わせてみる。着物の上からだったのでベージュ半衿に浴衣ですが、衿付きで浴衣を着ても全然違和感無いですよね〜↓

大江戸骨董市で有松絞り浴衣を試着

著者 悲しい

歳を重ねてぽっちゃりした私には、若々しいカラフルな浴衣よりも、キリリと締まる紺地、細い縦ラインで体型カバーできることは、薄々感じておりました…
ほんと良く似合って自画自賛〜

膨張する白地に紺だと、写真以上にシボがふっくらと感じさせるんですよ↓

安定の紺地に魅力を感じる一方で、今月東レセオα浴衣を買いましたよね?買いすぎでは?と囁く私の頭の中。
すでに有松絞り浴衣を1本持ってるんだし、やっぱり我慢しようと断念しました(泣)

今回は有松絞り浴衣をゲットしなかったけど、この着こなし方も素敵だなぁと感じたのでご紹介。

まずは浴衣と同色の帯、ワントーン浴衣コーデです↓

有松絞り浴衣 ワントーンコーデ

著者 憧れ

私なら絶対メリハリつけようとして帯は紺または白の帯にしてしまうけど、曖昧な青みがかった灰色の帯だと、浴衣に溶け込みワンピースみたいな感覚で良いかも。

次は紺浴衣×白帯の鉄板コーデと、それに合わせる白足袋&草履です。

紺浴衣×白帯コーデと、それに合わせる白足袋&草履

著者 憧れ

お二人とも、爽やかに有松絞り浴衣を着こなしてて魅力的ですよね。

今でこそ浴衣はカラフルでバリエーション豊かですが、1990年にきものやまとがエイトカラーの浴衣を出すまで、地味な色しかありませんでした。
また伝統的なものに回帰してきた気がする〜

浴衣は素足に下駄で疲れる!と固定概念をお持ちな方も、気にせず足袋と草履ではんなりいかが?

とういことで、Twitterの有松絞り浴衣祭り開催告知に惹かれ、結局有松絞りに憧れだけ強くなってしまった大江戸骨董市巡りでした。

「着物の越田」さんは毎回異なるテーマで出店されてるので、次は何が来るのか楽しみですね。気になる人は、着物の越田の店主をチェック!