スィート系 紅型✗色無地コーディネート

先日大江戸骨董市で紅型名古屋帯を購入しました。ずっと前から欲しかった紅型名古屋帯だけど、40代の私にはちょっと甘めなテイストが悩み。そこで実際コーディネートしてみたら納得できるのか4種類の着物で合わせてみます(^^)

大江戸骨董市の時の様子はこちら。価格などもまとめてます↓

紅型名古屋帯×薄ピンク色無地

スィート系 紅型名古屋帯×薄ピンク色無地コーディネート 前姿
スィート系 紅型名古屋帯×薄ピンク色無地コーディネート 後ろ姿

スィートな赤系の紅型帯にあわせるのに、無難に試したのはピンクの色無地です。白半衿に白帯締め、淡い紫とレモン色の帯揚げで優しい印象に仕上げました。帯揚げは着物と色が似過ぎて白にチェンジしたいとこだけど、持ってないので我慢。春を感じさせるやわらかいコーディネートです。

余談ですが…この色無地について
関西で茶道を習っていた時、立ち座りしてもはだけないマイサイズが欲しくて誂えました。水屋でも水濡れ安心シルックです。船場センタービルにある川瀬商店で、東レシルック(ゆうゆう)+八掛+胴裏で税抜31,000円。仕立て代含めて5万円強だったかな。

紅型名古屋帯×雪輪柄大島紬 帯周り赤系

紅型名古屋帯×雪輪柄大島紬 帯周り赤系コーディネート

次に大島紬と合わせてみました。黒系の着物だから明るいの紅型帯が引き立ちます。衿元や帯周りは赤系でまとめ、甘い印象になったぶん帯留めを黒にして引き締めました。紅型帯と同じ色合いの半衿があったから合わせてみたけど、この大島紬なら白にしたほうがスッキリ見えて良さそう。

大島紬は銀座今昔きもの大市で買ったリサイクル品。くわしくはこちら↓

紅型名古屋帯×雪輪柄大島紬 帯周り青系

紅型名古屋帯×雪輪柄大島紬 帯周り青系コーディネー

同じ大島紬でも今度は寒色系です。白半衿に変えて衿元すっきりしました。ビビットなターコイズブルーの帯揚げと、黒の三分紐がピシッと効き、きちんと感が上がります。

紅型名古屋帯×千鳥格子ポリエステル着物 帯周り水色系

紅型名古屋帯×千鳥格子ポリエステル着物 帯周り水色系コーディネート

次は千鳥格子のポリエステル着物とコーディネート。紅型帯と同系との半衿に再度挑戦。というか半襦袢に縫い付けてて、他の半衿はこの上に載せて着せ付けてます…
明るい水色系の帯周りにしたからか、親しみやすい仕上がりとなりました。

紅型名古屋帯×千鳥格子ポリエステル着物 帯周り黒系

紅型名古屋帯×千鳥格子ポリエステル着物 帯周り黒系コーディネート

千鳥格子着物には、鉄板の黒系がはずせません。半衿、帯揚げ、帯締めと黒でちょっぴりモードな気分。甘い紅型帯を活かしつつ落ち着いて見えるから、年齢を重ねても着やすそうです。ただ、黒の半衿って顔色UP期待できないから、やっぱりレフ板効果の白半衿が恋しくなる~

紅型名古屋帯×アンティーク着物 帯周り青系

紅型名古屋帯×アンティーク着物 帯周り青系コーディネート

最後は紅型帯と同系色のアンティーク着物とコーディネート。帯を買ったときに店員さんから「できるでしょ?」と言われ、色のコントラストも活かせない激しい柄on柄対決でバランスとれるか不安でした。少し落ち着かせる意味で白半衿と、若草色の帯揚げ、ターコイズブルーの帯締めにしたけれど、柄のみならず色数まで増えばらついた印象になってしまいました。

紅型名古屋帯×アンティーク着物にレース

紅型名古屋帯×アンティーク着物 レースコーディネート

色数減らそうと思って更に半衿は同色だけど柄プラス。帯揚げは白い伸びるレースで幅広に巻いてみました。着物の時代に合わせ帯締めもアンティークに。ちょっとこれはアラフォーが着るには限界…羽織を着たら面積広く覆っていい味出せるのかもしれない。着物にはふんだんに黒が入ってるから、やっぱり帯以外は黒を使いたくなったけど、今日はここまで。

追記:紅型名古屋帯×アンティーク着物 帯周り黒系

紅型名古屋帯×アンティーク着物 帯周り黒系コーディネート

やっぱり気になるからアンティーク着物に黒系で色を抑えたやつも撮り直しました。これで次着る時悩まない!

最後に

可愛い系の紅型名古屋帯って渋めの着物もあうんじゃない?濃いめの色味の着物や薄い明るめの色もあう?と言われて色々試してみたところ、印象の異なる組み合わせを作ることができました。ただ帯の中の色味使ったらまとまる!という言葉を真に受け、アイテムごとに異なる色合いのものを使うのは難しいと実感。半衿や帯揚げだけ変えるだけでもかなり印象変わります。私自身は千鳥格子着物に黒アイテムが一番好きなコーディネートとなりました。紅型帯に興味ある人の参考になりますように。

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