9月にヤフオクで袷の銘仙着物を購入し、やっと涼しくなったので、そろそろ着ようとコーディネート研究です。
あわせるアイテムとして用意したのは、先日骨董市グランデで購入した正絹のハギレ半衿や骨董市で試しに買った太い帯締めなど、レトロな和装アイテム達とメインの帯7本。
まずは今回ベースとなる着物から見ていきましょ。
ヤフオクで安くGETした銘仙着物
久しぶりにヤフオクを覗いたら、気になるレトロな花柄の銘仙着物があったんです。
商品名には「材料用」という文字が含まれていて、八掛に染み汚れあり、サイズは身丈150cm、裄61.5cm、袖丈59cm。
アンティーク好きな方でしたら着用はぎりぎり可能!と書いてあり、写真を見る限りではシミも大したことなく、開始価格は800円。
終了間近になって最高価格は1,000円、私も欲しくて入札したら、ヤフオクがまさかのシステム障害を引き起こしました。
え?この取引は無効になっちゃう?
別の日もまたやるの面倒だなぁ…
自分が最高落札価格だったと思うけど、状況よくわからぬまま取引終了。翌日確認すると私が無事落札できてました。
落札価格は1,010円+送料710円。そこから70%割引クーポンで707円引かれ、1,013円でGETだわ。
システム紹介のせいで、私の後に誰も入札出来なかったのに違いない。ラッキー♪
それでは着物1枚帯7本、コーディネート始めます。
NO.1 同色の絞り帯でワントーンコーデ
1つ目は赤紫の着物に近い色の帯をあわせたワントーンコーディネート。
帯はKimono-Shinei 2号店で購入した1,100円の小豆色の絞り色紙に松模様柄の帯です。
そこに着物の中で使われている青緑色の三分紐をアクセントにして、組み合わせてみました。
ワントーンコーデするなら、帯揚げや半衿も薄い紫色でグラデーションつけようかと思ったけど、持ち合わせのアイテムがしっくりこないな。
だったら着物の中に使われている青緑色の面積を増やしてみよう!
ということで、数年前に買ってタンスの肥やしにしてた、柄物正絹ハギレの半衿と帯揚げ登場!
色が濃いハギレで難しく感じ、一度も使ったことなかったけど、着物の色に近いからか、やっとうまく使いこなした気がします。
のハギレは、FAR EAST KIMONO MARKET で購入しました↓
営業終了時間まで残り1時間きったけど「FAR EAST KIMONO MARKET」へ行きます?行ってみたら、ひとくせあるアンティークなバラ柄着物がありました。衝撃価格だけどどうする?
NO.2 大正ロマン菊柄帯の補色(赤紫×黄緑)着物コーデ
2つ目は赤紫の着物に黄緑色の大正ロマン菊柄帯をあわせた補色着物コーディネート。
この帯はヤフオクで5,260円でした。長さは約350cmでちょい短く、シミやくすみも多数あるのですが、軽くて柔らかく、お太鼓部分は銀糸でかがっててお気に入り。
補色配色の着物コーディネートは、メリハリの効いたスタイルになるよ。
半衿はハギレ3枚の真ん中の生地を今回使ってます。
第4回骨董市グランデで購入↓
はじめて骨董市グランデに行ってきました。それってどんなとこ?ということで、購入者目線でご紹介します。
また帯に使われている緑色を帯揚げにも使い、菊の花びらに使われているオレンジを帯締めに持ってきました。
レトロな印象に仕上げるため、岡重のアンティーク調帯留めもアクセントに。
NO.3 緑のバラ刺繍帯で大胆コーデ
3つ目はバババーンと薔薇刺繍が施された大胆な緑色の帯とのコーディネート。
花尽しでしつこいかと思ったけど、帯に無地の部分も多いから、スキッリするかと思い出してきました。
着物と帯で、柄の大きさに変化をつけるのが好き。
ただ帯の刺繍部分がかなり剥げてきてるから、そろそろこの帯限界かなぁ。
レトロな太い黄緑の帯締めもいつか使いたいと思っていたから出してきて、色をなじませるよう半衿や帯揚げには薄い黄緑色にしたけど、なんとかイケてると思うことにします。
NO.4 赤の桐唐草柄袋帯で赤系コーデ 半衿帯揚げ対決
4つ目は色がうるさくなるとは分かっていたものの、赤紫の着物に真っ赤な帯の赤系コーディネート。
淡い色を挟めば大丈夫かと思い、半衿・帯揚げ・帯締めに黄色系を投入しました。
これはありかもしれない。
だったら逆に濃い色入れたらどうなるんだろう?と着物で使われている青系を帯まわりに持ってきて、半衿は帯と同じ赤にしたのだけど、どうでしょう…
NO.5 黒のストライプが何だかまとまらない
5つ目は黒白ストライプに唐獅子が描かれた帯で、クールに仕上げようと思った着物コーディネート。
帯のストライプに合わせて半衿も同じストライプにしたのだけど、なんとなく好きになれないなぁ。
色数を増やさないよう帯揚げ・帯締めを黒にして、落ち着かせたつもり。これもあり?
逆に帯揚げ・帯締めに着物の色に近いものを使えば面白くなるんじゃない?と思って試してみたら、印象が明るくはなりました。
NO.6 黒の面積増やして粋に
6つ目はやっぱり黒をガツンと効かせたくて、黒の面積が大きいバラ柄の塩瀬帯で着物コーディネート。
やっぱり着物に柄が沢山散らばっている場合、何も描かれてない抜きの空間がある帯のほうが、バランス良い気がする♪
帯締めも真っ黒だけど細く白のライン入ってるので、それがシャープに決まります。
ちなみにこの帯、裏は「夢」と描かれた葬儀用の喪帯で、なんとヤフオク!500円でした。
先日奇妙な黒の名古屋帯を購入しました。まずは購入時のときのことからご紹介します。
NO.7 ふわふわ白作り帯でガーリー着物コーデ
7つ目は着物を選ばない白ムートンの作り帯でコーディネート。
帯に柄も色もないため、着物と同じ色の帯締めをしちゃえば、もうそれだけでキマります。
レースの半衿に、黄色の鳥型帯留・に黄色の帯揚げで、ガーリーに仕上げました。
真っ白でない、オフホワイトのレースは万能選手、半衿や伊達締めとしても使えるし、帯に重ねても可愛いですよ↓
最後に
銘仙着物1枚に帯7本、組み合わせは問題ないと思って広げてみても、いざ着付けてみれば柄の出る位置や面積で、思っていた仕上がりにならないっていうことがよくあります。
いつも同じコーデになるという方は、半衿や帯揚げで遊んでみませんか?
今回は半衿まで入れ替えて着せ付けしをし、撮影含め1日がかりでしたが、好きな音楽流しながら家ひとり楽しむ休日となったので私は大満足\(^o^)/
(ブログ編集を含めると、どれだけ楽しい時間を過ごしてたんだろう〜)
ちなみにデニム着物でも試してみたので、よかったらこちらもどうぞ↓
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