2023年のお正月、大江戸骨董市で一目惚れして連れて帰った、抹茶色に藤の花が描かれた銘仙着物。くすんだ色味が渋くて上品、それでいて大柄の藤がどこか可愛らしい、大人のアンティーク好きに刺さる一枚です♪
サイズも状態も良く、いつでも着られる!……と思いきや、いざコーディネートを考えると、なぜか帯選びに迷ってしまいました。
そんなわけで、今回は私の手持ちの帯5本を実際に合わせ、それぞれの組み合わせでどんな印象になるのか、帯まわりの小物も含めてご紹介します。
この着物を買ったときのことはこちらで紹介↓
コロナ3年目の2023年1月3日、新春の大江戸骨董市が気になって遊びに行ってきました。前回は2月末に行ったので10ヶ月ぶり。なんか変わった?今年の正月はどんなもの売ってたか?もちろん着物好き目線になるけれど、体験レポご紹介
アンティーク同士の相性抜群!藤柄×藤柄のレトロコーデ
まずは竹垣に藤の花が描かれたレモン色のアンティーク昼夜帯をチョイス。
レトロっぽさを上げるため濃い辛子色の帯揚げを使い、さらに黄色とオレンジで縦縞が入った三分紐、大ぶり鳥の帯留めで、黄色系に統一しました。

抹茶色にレモン色は合わせやすいな。
柄が多く賑やかだけど黄色系に揃えたからなんとかまとまり、着物と同時代アンティーク帯ならではの、味わい深いレトロコーデが完成しました。
春に着たくなる!白地×水玉の現代風コーデ
着物の主張が強めなぶん、スッキリ見せたいときにはこの白い帯が大活躍。
小さなマルチカラーの水玉が可愛らしく、どの色を拾ってもコーデに馴染んでくれます。

帯締めピンクで帯留めも赤系にし、春らしさを意識した明るめコーデに。重たくなりがちな銘仙も、この帯なら軽やかに着こなせちゃう。
シックに決まる、藤×菊のモノトーンコーデ
藤の花に合わせて、菊の花紋が並んだ黒帯をセレクト。半衿に帯揚げ・帯締めも黒で揃えて、すっきりとしたモノトーンコーデに仕上げました。

柄on柄の組み合わせだけれど、色数を抑えることで落ち着いた印象に。大人っぽく着たいときにぴったりの一枚。
意外と合った!紺地のレース調ざっくり帯
銘仙の和柄と少し洋風な帯で心配していた組み合わせ。
でも実際に合わせてみると、ターコイズブルーの水玉柄帯揚げ&半衿や黒の帯締め&帯留めが調和をとってくれ、意外にもバランスが取れました。
このターコイズブルーの水玉柄帯揚げ&半衿は、先月船場センタービルの「tres jeune -トゥレジュ-」さんで購入したのだけど、アンティーク着物に現代のポップさを加えてくれ、万能選手です。
船場センタービルのお買い物シーンはこちらの記事をどうぞ↓
2月初旬、船場センタービルでの着物屋さん巡り。今回楽しみにしていたのが、リサイクル着物&和装小物を扱う 「tres jeune -トゥレジュ-」 一昨年の年末に訪れて以来、すっかりファンになったお店です。 前回は「ボタニ …
パンチ強め!赤帯でレトロモダンに
最後は、真っ赤な帯をドン!と合わせてみた大胆コーデ。
この帯、実は別記事で紹介した「紫系アンティーク着物との相性を確かめる実験」で登場した一本で、朱赤にミントグリーンや白の大きな花が描かれています。
椿唐草柄の着物を前にして、最初に手にしたのが赤い桐唐草柄の袋帯です。帯揚げや帯締めなど選んでいったらどんどん色が増えていってしまいました。引き算ナシのコーデですがなにか?
当初は「さすがに派手すぎるかな?」と不安でしたが、黒の帯揚げ&帯締めを入れることで全体が引き締まり、レトロモダンなまとまりに。
抹茶色の着物との色のコントラストがむしろ新鮮で、“攻めの銘仙”として着てみたくなる組み合わせでした。
さて、実際に選んだ帯は…?
5本の帯を合わせてみたらプチプラ感を抱くものもあるけれど、思ったよりいい感じになったので、気分によって着分けしたいと思いました。
でもこの日、実際に私が着たのは――
次回のブログでコーディネート全体をお披露目します。
みなさんなら、どの帯を合わせたいですか?ぜひコメントやSNSでご意見お聞かせください♪