一眼レフ実技講習に挑戦 – 構図迷子と“なんじゃこりゃ!”写真連発

悩んで試して、やっと撮れた1枚

前回はカメラの持ち方を学びました。持ち方のお勉強はこちら↓


次はいよいよ撮影実践。テーマは「EC用写真上達に向けたクリスマス雑貨撮影」です。

持ち方は覚えたけど…今度はちゃんと構図が作れるかな?

まさかの構図迷子

テーブルの上にはクリスマス雑貨が並んでいて、自由に構図を作って撮影していいとのこと。
他の生徒さんは次々と配置を決め、先生から「もう少し光を回して」「被写界深度を浅くしてみましょう」といった高度な指導を受けているのが耳に入ってくる。

……私まだ配置すら決まってないのに、みんなもうそんな段階?
え、どこに何置けばいいの?センス問われるやつきた…!

とりあえず自分のバッグから扇子をとりだし飾り玉を取り出してコロコロ置いてみたものの、どう見てもアート作品(?)になってしまい、イメージ通りにいかない。

カメラ構図失敗

うーん…なんじゃこりゃ!

先生に質問、そして劇的変化

思い切って先生に質問。

こういうキャンドルって、どうやったらおしゃれに撮れるんですか?

透明感のあるキャンドルを撮影してみる

先生は、造花と透明のロングネックレスをキャンドルの後ろにコロンと置きました。

それだけ?ん?ほんとそれだけ?
造花とチープな透明ネックレスを丸めておいただけで、どう見ても全然可愛くないんですけど〜

ところが、レンズごしで見たら…

背景用に置いた造花と透明のロングネックレス

えっ!?ネックレスが形をなくして、輝きだけになってる…!
造花もふんわりピンボケしてるね。

さらに先生がアドバイス。

ネックレスだけでなく造花も背景も全部ぼかし、手前のキャンドルにピントを合わせてみましょう。

撮ってみると──

前ピン後ろボケのキャンドル撮影

なにこれ、急にプロっぽい写真になった!!

先生の撮り方から学んだこと

先生の撮影方法を見て、さらに気づきがありました。

私、ずっと真上から撮ってたから、背景との距離がなくて全然ボケなかったんだ…!

先生は三脚を少し下げ、正面からキャンドルを撮影。
奥に置いたネックレスとの距離がしっかりできることで、背景がふんわりボケて奥行きが出ていました。

一眼レフで上から撮影と横から撮影

さらに先生はレンズの先端を回してピントを調整。
私はずっとズームリングを回していたことに気づいて衝撃。

ピントはここ、フォーカスリングを回して合わせます。
F値を小さく(絞りを開ける)と、手前だけにピントが合い後ろはぼけます。
F値を大きく(絞る)と、奥までピントが合いやすくなります。

なるほど…!でも、F値いじるとシャッタースピードも変わるし、頭が混乱する…!

机上講義で聞いた被写界深度の仕組みを思い出しながらも、実際やると難しい。

仕組みは理解したつもりだったのに、実践すると全然追いつかない…。
マニュアル操作って奥が深い…上達までまだまだ時間かかりそう!

シャッタースピードで明るさが変わる体験

次はシャッタースピードを変えて撮ってみましょう。

ピントをろうそくの芯にし、シャッター速度だけ変えて撮影しました。

シャッター速度の違い

📸(カシャッ)1/50秒 → 少し暗い
📸(カシャッ)1/2秒 → 明るく柔らかい雰囲気に

シャッター速度が遅いとたくさん光を取り込み明るくなるんだ。設定ひとつでこんなに雰囲気が変わるなんて…

今日の学び

  • 背景との距離を取ると、奥がふんわりボケて奥行きが出る
  • ピントはフォーカスリングで合わせる。ズームとは別物
  • F値を下げると背景がぼけ、上げるとくっきり → 被写界深度を体感!
  • 絞りを変えるとシャッタースピードも変わる → 光のバランスが大事
  • 質問すると劇的に写真が変わる(勇気出してよかった!)

最後に

今日のメモリーカードは“なんじゃこりゃ”写真の山だったけど、1枚だけお気に入りがある!

他の生徒さんに追いつけなくて焦ったけど、質問したことで大きな発見があった一日でした。
次はもっと光と背景を意識して、構図を楽しめるようになりたいです。