前回大江戸骨董市へ行ったとき、ついつい紫色の着物ばかり買ってしまう私に、店主が紫根染を見せてくれました。
おぉー、私の好きな紫色に絞りかぁ!
10年前に奮発した有松絞り浴衣に雰囲気も似てるわ。
上品で高見えしそう。絞りもやっぱ良いーっ!
有松絞り浴衣が好き!でも鏡に写る自分がいつも以上にポッチャリんで悩む。それでも今回はやっと集まった金魚モチーフでコーディネートです。
でもでもっ、アンティーク着物の安物買いな私にとって、ビックリ価格な帯でした。
人気なんですよ〜紫根染。
『美しいキモノ 2023年秋号』でも紹介されてて、紫根染を残そうと各地で取り組んでるんです。
ヤフオクでも紫根染で商品探したら、それなりの値段しますよ。
アンティークではないですが、いかがですか?
紫根染を残すってどういうこと?
そもそも特別な染め方なの?
染を意識したことないからよくわかんない。。
漢字を教えてもらい、そこから連想してみたけど、ゴボウ?みたいな根の茹で汁で染めるってこと?
紫根染というのは、紫草(むらさき)という多年草の根から色を抽出するそうです。
多年草?草の根ってヒョロヒョロしてるイメージだけど、少量で出来るの?染料にするならたくさん必要なのでは?
染料液は、小豆色より濃い色をした細長い乾燥した根っこを水に一晩浸し、酢の入ったぬるま湯で揉みだして抽出。
それと色止め用に椿灰汁(アルミが多く含まれてる)も準備し、2つの液を何度も交互に繰り返し浸すことで、紫が濃く染まっていくらしい。
手間暇かけて重労働だわ。
工程を考えると商品価格がそれだけするのは仕方ないか。
動画で紹介されてる製法とは少し違うようだけど、家でも試せる紫根染キットがAmazonで売っていて、これが気になってます↓
いまならインクジェットで良い紫も表現できるんだろうけど、やっぱり天然の紫の色合いは素敵☆
即決できるだけの気合いがなかったので、大江戸骨董市では後ろ髪を引かれながら帰ったものの、写真を見るたびにため息がでてしまう。次に出会ったら手に入れたいです。