帯バッグ作家「ぬいもの屋 個々」さんの個展「2023個々展 & natural 和 life」へ行ってきました。
2年ぶりの個展は、新たな形のバッグが登場。どうやって持つのソレ?ということで、個々展についてご紹介します。
ぬいもの屋 個々 とは?
たびたびこのブログで紹介してる「ぬいもの屋 個々」さんですが、リサイクル帯を使ってバッグを手作りされる帯バッグ作家さんです。
傷や汚れが目立ち、しめる機会がなくなった帯や大事にしまわれたままの帯などを、リメイクしてくれる。自分では締めることのない型見の帯など、オーダーで素敵なバッグに仕上げてくれるなんて、素敵!サステナブル!
そんな個々さんとの出会いは、2018年の大江戸骨董市、私が知ってる帯バッグとは少し違った印象の作品を販売されていて、手に取ってました。
前回の骨董市で見つけた「ぬいもの屋 個々」さんが鳥ブローチ作家「IRODORI AZ」さんとコラボし、「羽ばたく」をテーマに企画出店。鳥模様の帯を使ったバッグやカラフルな鳥ブローチがいっぱい。朝9時に有楽町・大江戸骨董市へ行った様子をご紹介。
気になるバッグがあったものの、決して安いものではなかったことから衝動買いしなかったのに、次の骨董市に行った時、外国人観光客が購入したので売り切れ!と聞き、余計欲しくなってオーダーしてました。
帯Bag作家の「ぬいもの屋 個々」さんでオーダーしてた帯Bagを、やっと完成して手に入れることができました。一目惚れした帯バッグから、オーダーの細かい要望、もちろん自慢のバッグ内側までお見せします。
2023個々展 & natural 和 life
個展に話を戻しますが、開催場所は羽根木のWASABI-Elişi(ワサビエリシ)2F。
階段を登るとすでに先客がおり、和気あいあいとした雰囲気です。
今年の作品は、全体的に金糸が使われているキラキラとしたバッグが多い印象。
着物友達と行き、ふたりとも甘めな単衣着物コーデだったので、ちょっと今年のバッグは持ちづらい…
派手さのない御朱印帳袋が、やっとしっくり来る感じでした。
画期的な2WAY帯バッグ
華やかなバッグの中で、不思議な持ち手のバッグ発見。
どうやって持つのだろうと思案してたら、実際使う姿を見せてくれました。
な、なんということでしょう!
ショルダーバッグがリュックになるなんて…
四角い形のショルダーバッグの上部をへこませ、おにぎり型にして背負うことができるんです。
荷物が重くなってきたとき、コレ便利ね。
持ちて部分も幅広で、肩に食い込まず良い感じ。
大きさはM/Lあります。
リバーシブル!真鍮・ウォールナット持ち手コンパクトバッグ
もう一点、気になる作品がありました。リバーシブルのコンパクトバッグです。
なんかめっちゃ存在感あってカッコいい。
私が以前オーダーしたやつに似てるけど、持ち手の向きが異なってる。
しかもリバーシブルで印象がかなり異なるから、変化があって面白いなぁ。
持ち手やバッグ地まで素材が違い過ぎ、写真だとそれがひとつのバッグとして伝えづらいけど、ファッションとして良いよコレ!
私がオーダーしたものより、2つの顔を持ちお得やん…
私がオーダーして愛用してるコンパクトバッグがこれ。バッグが全体を高見えしてくれるので気に入ってます↓
2年待ち続けたオーダー帯バッグをやっと手に入れることが出来ました。思いがたくさん詰まった作品。オーダーのきっかけからバッグへの要望やりとり、完成品の詳細までまとめてご紹介します。
最後に
今回は他のお客様もいて、あまり長居はできなかったけど、画期的なバッグを見ることができ、興味深い個展でした。
「ぬいもの屋 個々」さんは、ひとつひとつ丁寧に帯をほどき、帯の使える部分だけをうまく組み合わせます。パターンも常に新しい物を追い求めていて、決して安くはないオーダー作品ですが、一つとして同じものは作れません。
捨てるに捨てきれない思い出詰まった帯を、バッグとして蘇らせてみませんか?