WEBクリエイターを目指して
いつの間にか、WEBクリエイターになって7年が経ちました。
久しぶりに、自分の道のりを振り返ってみます。
30歳を目前に、勤めていた設計会社の業績が悪化。
転職を考える日々。
正社員として年金がもらえるまで働きたい
自分の稼ぎでちゃんと生活したい…！
でも、30歳未経験で正社員は厳しい現実。
それでも、ものづくりが好きだった私は、まだ伸びしろのあるWEB業界に可能性を感じました。
ここなら自分も成長できるかも！
当時の私は、テレビ録画すらよくわからず、取説も読まずに機械が苦手タイプ。
英語も苦手で不安だらけでした。
30歳で未経験、仕事が決まらない
昼はOL、夜はWEB制作スクールの日々。
ようやくWEBデザイナーとしてスタートラインに立ったものの、面接で落ち続けます。
もう何社目だろう…
こんなに決まらないもの？
そしてやっと見つかったのは、時給900円のアルバイト。
大阪の飲食バイトは 750〜850円だったから、それよりは若干高いけど、WEB仕事につく5年前の設計会社にいたとき、スクール上がり未経験CADバイトの子が時給1,000円だっただけに、なんだかなぁと。
それでもその職種への足がかりとして飛び込みました。
正社員時代と比べたら収入が半分近い…でもやるしかない！
CADオペ時代の9年間
前職は就職氷河期の中、はがき（41円）に１枚ずつ手書きで150社資料請求しても全滅でした。
親のコネでやっと入れたのが、基本給13万円の設計会社。
後輩には今どきコネなんてないだけに良いですね！と言われたけれど、卒業間近まで仕事が決まらず平均以下の給料。ほんとに羨ましいですか？
当時短卒女性の平均初任給16万4200円だったけど、それよりかなり安い給料で、毎日20時まで残業が当たり前でした。
9年間で昇給はたった1万円。
頑張ってるのに…これ以上上がらないの？
それでも、転職せずに済むかもしれないと信じて続けました。
web制作会社での過酷なアルバイト時代
web制作会社では毎日9時〜22時、休日も仕事持ち帰り。
修行と思って2年は頑張る！
地図やバナー作成から始まり、ラフスライスやコーディング、やがて中小企業向けトップページのデザインを任されるように。
しかし、正社員は評価対象になる新規案件をして、評価がつかない修正作業やクレーム新規案件ばかりアルバイトに降りかかる。
また修正？作り直し3回目なんだけど…
時給900円のバイトなのに、泊まり込みでコンペ案件もこなしましたが、心身ともに限界に。
ストレスで顔面ステロイド軟膏手放せなくなるほど皮膚がむけまくり…
さすがにこれ以上は無理…
1年半で退職です。
UIデザイナーとしての転職
web業界入って2年弱、32歳を目の前にし、次に転職したのはサーバー会社でした。
半年の紹介予定派遣で時給は1400円、バイトの時から時給500円もUPです。
そして管理画面UIの設計や企画設計、外部クリエイターの発注管理も経験。
デザインだけじゃなく、企画も任せてもらえるなんて！
しかし業績悪化でUI開発デザイン部署解体。
WEB制作に回され、売るためのサイト作りに苦しむことに。
“作る”ことはできるけど、マーケもライティングもわからない…
あんなにデザイン業務が楽しく誇らしかったものの、次第に自信を失っていきました。
着物業界へ、そして再びWEBへ
技術変化の激しいWEB業界に不安を感じ、着物の世界に惹かれ始めました。
着付け教室を開く夢も見ましたが、人に着せる練習が必須と知り挫折。
幼稚園のように最初の一歩、着物の着かたを学びたい人に教える教室を開きたい。
自分で着れる喜びを実感し、着物コーデを楽しむ、そのお手伝いをしたいのに、人に着付ける仕事ぐらい当然やるよ。と周りから言われ…
できなきゃいけないの？？
着物屋のWEB担当を経験するも、20営業日web仕事で働いても手取り10万円、平日休んでいいから土日も店番で出勤して欲しいと言われ、考え方が合わず退職。
結婚を機に将来を考え、派遣でWEB現場へ戻ります。
WEBサイトのスマホ化仕事を任され、ゴールデンウィークに3冊本を読んで準備。
やるしかない！今度こそ力をつける
周囲に相談できる人がいなくても、一人で取り組みスキルを伸ばしました。
その結果、上場企業でスマートフォンマークアップエンジニア（派遣）として働くチャンスを得ます。
英語も機械も苦手だった自分がエンジニア…やれる？
不安はありつつも、7年目を迎えた今も学び続けています。
WEBデザイナーを目指す人へ
WEB業界は変化が早く、覚えることも多いけれど、やればやるほど力になります。
30歳からでも一流企業で働けるよ、まだ派遣だけど。私が証明！
嫌々働くのではなく、どうなりたいか目標を持つことが大切。
苦しい時期も支えになるし、「このままでは成長できない」と感じたら環境を変える選択肢もあり。
だらだら続けるくらいなら、成長できる場所に行こう
新しいことを学ばないと、あっという間に取り残される時代。
前を向いて、学び続けるしかない。
ファイトです！
