年々浴衣を着る人が増えてきました。着物は自分で着れなかったり、ルールがうるさいかったりと手が出せない感じだけど、浴衣なら自分と同世代の人たちがCMとかで楽しそうに着こなしてて、着てみたいと思う人が多いかと思います。
浴衣と言えば祭や花火大会。浴衣ならyoutubeとか見て、なんとか自分でも着ることできそうだし、友達と一緒に着てお出かけしよう!って感じで浴衣デビューの人も多いんじゃない?
祭で花火大会のために揃えた浴衣だけど、イベントのない週末に着たらどうなるか知ってます?
身内だけでなく、知らない人が遠巻きからヒソヒソと…
今日はお祭りでもあるの?
浴衣でお出かけ楽しそうねぇ〜
別に祭とかじゃなくても、浴衣を着たって良いんじゃない?
今どき浴衣を湯帷子(ゆかたびら)とか言って、入浴後の外出着でウロウロするのはみっともない!とか思う人はあまりいないだろうし。
Tシャツをパジャマにしたりライブ行く時にも着る感覚で、普段着に何を着たっていーやん。
浴衣を屋外イベント限定にするなんて、もったいないと思いませんか?
ということで、今回は浴衣でSTOMPを見に行ってきました。バケツやデッキブラシ、ゴミ箱のふたなど使ってパフォーマンスするライブです。
移動は東京の地下鉄。特にイベントのない週末に浴衣を着てても、ジロジロ見られるの割合は少ないのだけど、都市部でなければ浴衣はかなり目立つかもしれません。
まぁ最初は勇気が必要かもですが…
そして渋谷の東急シアターオーブへ。浴衣で見に来る人あたりにいませんでした。
少し恥ずかしいと思うかもしれないけど、館内に入って着席しちゃえばもう関係なし。
みんなの関心はステージで、あたりは薄暗いから。
浴衣で劇場行くのはメリットもあるんですよ。
隣りの席の人は、カーディガンを着たり、2列前の人はショールをかけたりしていたぐらいだから、袖がある浴衣は冷気対策にピッタリ。
でも椅子に座れば帯が苦しい!崩れる!って思うそこのあなた。
ぺたんこの帯結びしましょう。浴衣なら半幅帯でかるた結びや貝の口結びなど、座るのに楽な結び方があります。
文庫結びしか結べないってときは、結び目を時計回りでお腹の前にもってきちゃいましょ。
浴衣に劇場なら、歩き疲れて下駄の鼻緒が痛い!ってこともなく、涼しい場所で汗をかくことなくショーを見て、その後デザートやディナーを食べながらショーについて楽しく語り合ったり〜♪そういう浴衣の過ごし方も良いと思いませんか?
STOMP2023の公演は、楽器でもない道具を用いて迫力あるパフォーマンスができるんだ!生で見ると圧巻!!クスクス笑えるし楽しいー♪でした。
ちなみにSTOMP公演が終えた後、出口へ向かう大勢の人を見てたら、浴衣カップルや友達同士で浴衣を着てる人たちを発見。着物や浴衣でお出かけは観察してるといらっしゃるものです。
この日のモノトーン浴衣コーディネートはこちら↓
コーデポイントは、モノトーン浴衣にキラキラアイテム。
スケッチャーズのキラキラ厚底ビーチサンダルに、大ぶりのビジューピアス、1粒スワロの帯留めに真鍮の帯バッグなど、色は増やさず光り物を増やしました。
帯は夏の夜お出かけということで、怪談話を連想させる骸骨柄が良いなと。歌川国芳の浮世絵『相馬の古内裏』に描かれてる餓者髑髏です。バッグは漢字が織り込まれた喪帯の生地で作られていて、ベストマッチ。
最初からこんな凝ったコーディネートはできないけれど、少しずつ関連するものを集めて楽しむのも、和装ならではということで〜
次は何を着ようかしら。
帯についてはこちら↓
ゴフクヤサンドットコム 居内商店さんの実店舗で一目惚れして買った浮世絵師「国芳」髑髏柄の名古屋帯。着せ付けてみたらホレボレするほどかっこよかったのでご紹介します。