9月茶道稽古 お干菓子

9月13日は、「茶道中興の祖」と崇められている「表千家七代・如心斎」の命日。表千家だけの法事です。なので今月のお稽古は利休忌のように天然忌のお稽古をしました。

著者

如心斎って誰?
利休が高貴な方々の楽しみであった茶道を確立させたのに対し、江戸時代中期、町人文化が発展してその人たちにも楽しめるよう新たな茶風を築き上げた人。

天然忌

9月茶道  中興の祖 床の間 円相

表千家七代・如心斎の供養として、床の間には円相の掛け軸をかけました。自分の肖像画を残したくなかった如心斎がこれを代わりに使うよう言ったとか…

如心斎さんの供養として行う天然忌では、まず自分たちが頂く前にお茶をお供えします。茶碗に湯を注ぎ、お抹茶をいれ茶筅で撹拌すること無くおしまい。そして床の間に置きました。次にお手前してる亭主も含め、みな一緒にお茶を頂きます。これはいつもどおりお茶をたてま。

菊尽くし

菊づくし 抹茶

本日は菊尽くしで、菊型のお干菓子に菊柄のお茶碗を用意いただきました。お茶碗の柄が見えない…

着せ綿

主菓子 着せ綿

主菓子も菊!この形は「着せ綿」って言います。
下のピンクは菊で上の白いフワフワと見せかけてるのが真綿。これは9月9日の重陽は菊の節句というのがあり、前夜に菊の花に真綿をかぶせ、露と菊の香りを移して顔を拭い長寿を祈願する行事からきてるそうです。

銘々皿

始めて「銘々皿」を用いました。いままで主菓子をいただく時は、沢山お菓子入ってる菓子器から自分の分を取り分けてたんですが、銘々皿は1人前の主菓子と黒文字が載せられ渡されます。

そのままお皿持ち上げて食べようとしたら、先生から注意受けました。まずは懐紙を出し、次に主菓子にブスッと黒文字を刺して懐紙の上に乗せないといけません。主菓子が落ちそうなら左手添えて運ぶとのこと。

てっきり銘々皿というから自分用の受け皿として使い、黒文字で切って口に運んでもいいのかと思ってました。懐紙に主菓子を乗せ、自分の楊枝を突き刺しいただきます。

今日ももちろん足は痛い、しびれるというより接地面が痛い。体重が重いから?何十年もやってる先生でさえ足はしびれるし、今のように稽古の時間中正座できるのは何年もかかったと同情していただきました。「いいですよ、足崩しても」と優しくおっしゃってくれる先生、ほんと助かります。

茶道にあまり楽しみはないですが、ゆっくりでも覚えてく嬉しさ、母との毎月同じ事を共有する時間として、いつまでも続けたいです。