着物好きな人なら帯留めを集めてる人も多いですよね。特にカジュアル着物の本だと「箸置きとかでも帯留めが作れる」とか紹介しており、着付け覚えたての頃はよくワクワクしながら探したものです。
ただキッチン用品のお店や100円ショップに足を運んでも、なかなか気に入ったものが見つからないもの。なのでついに粘土で作ってみることにしました。
帯留めを作るために選んだ粘土
私が帯留め作りに選んだのは、ポリマークレイという粘土。10年以上前に着物バザーでマーブル模様の手作り帯留めを購入し、いつか自分で同じようなものを作ってみたいと思ってたんです。当時はオーブンで焼く粘土ということと、材料がなかなか手に入らない、トースターでなく温度調整できるオーブンが必要ということで諦めてました。

今は我が家に低温調理もできるコンベンションオーブンがあるのでポリマークレイ粘土で遊べる!
(ケーキとか焼けるオーブンレンジでももちろんOK)
最近ではオーブンで焼かなくても100円ショップなどでも買える樹脂粘土あるじゃん!とおっしゃる方、私はこのマーブル模様が作りたかったんです。ポリマークレイは他にもメリットあるんですよ。
- 割れない、水に強い
- 制作途中でも乾燥しない
- 陶器や石、革・木など、色んな質感のものが作れる
- 見た目は陶器などでも、ポリマークレイなら軽い
ポリマークレイのコンディショニング
まずは白いクレイ(粘土)をスライサー(カミソリの刃みたいなやつ)でカットし、しばしアクリルのローラーで伸ばしていきます。

最初はクレイが結構固いよ!
しばらく練ってると柔らかくなり使いやすくなります(コンディショニング)
白と青、2色マーブリング
濃い青のクレイだったから少量ずつ混ぜて、シート状に伸ばしました。

私は適当に混ぜたけど、マーブリングはクレイを単色の棒状にし、ねじり合わせて伸ばす作業を続けることできれいな模様になるらしい。
猫の形に切り抜き
シート状のクレイに猫の型抜きをします。といっても、クッキー作りに使う抜き型を持っていなかったので、手持ちのデニム着物の柄を参考にし、粘土細工用のヘラで裁断。
ギザギザとなった断面をヘラでなめらかにしました。
低温コンベンションオーブンで焼成
形を整えたところでオーブンへ。
使用してるポリマークレイはFimo Softで、パッケージには「110度20分〜30分で焼く」と書いてあります。
我が家の低温コンベンションオーブンは、高温の場合100度から230度までの20度刻みになっているのだけど、なんとなく110度あたりにダイヤルをあわせて20分焼いたら、焦げることもなくいい感じに焼き上がりました。
あまったクレイもピアス用パーツとして、金箔フレークを貼り円形に作って焼いてます。
コンベンションオーブンって何?って方はこちらの記事も合わせてどうぞ↓
調理を楽する「TSF601コンベンションオーブン」の記事一覧です。
焼成済みクレイにレジンを塗り、UVライトで固める
マットな仕上がりでも良かったのだけど、表面にレンジを塗りUVライトで固めてみました。

昔ジェルネイル用に昔買ったライトは、自分じゃきれいなネイルに仕上げられなくて、その後全く使ってなかったなぁ…
いまじゃ100円ショップでもレジンアイテム揃うよね。
軽量ツヤピカ☆猫の帯留めと円形ピアス完成
片面ずつレジンを塗り焼成。裏面は金具をボンドで貼り付けからキワキワまでレジン塗装し、オーブンで焼いてます。

帯留めと同じ材料で作ったピアス、早くセットで使いたいな。
金属アレルギー持ちなので、ピアスは金属アレルギーの出にくいサージカルステンレス316L使用↓
デニム着物の柄を見ながら適当にクレイをカットして猫の帯留めを作ってみたけれど、思った以上に大きさやデザインを合わせることができ自画自賛です♪