『俺たちの国芳 わたしの国貞展』in 神戸市立博物館

神戸市立博物館 俺たちの国芳わたしの国貞展 外観

※2016年に訪れた展示の記録です。
当時は純粋に楽しんでいましたが、今振り返ると浮世絵の構図やデフォルメ、色使いは現代のデザインにも通じるものがあり、改めて興味深い体験でした。

春に東京で展示されていた「俺たちの国芳 わたしの国貞展」は行けなくて残念だったんですが、昨日神戸に行った際に神戸市立博物館出公開されてたので、夕方見に行ってきました。

営業時間は17:30までのところ、土曜日だけ19:00までやっていたのでラッキーです。遅い時間だからか全く混んでなくてゆっくり鑑賞できました。

国芳、国貞って何者?

歌川国芳(くによし)と歌川国貞(くにさだ)は幕末2トップ浮世絵師。
初代歌川豊国を師とする兄弟弟子で、展示では2人の特徴を「国芳:俺(理想の男の姿)」「国貞:私(キラキラと輝く男女に憧れる女性たち)」として比較展示されてました。

そもそも浮世絵って何?

浮世絵とは、もともと浮世を描いた絵、風俗画です。
肉筆画で一枚一枚描かれていた浮世絵は、木版画で大量生産できるようになり、まだ写真も無かった幕末に、憧れの存在である歌舞伎役者や手の届かない遊女などのプロマイドやポスターとして人気を博しました。

今回国芳の作品は、義理人情を優先したかっこいい漢(おとこ)を中心に揃えています。

シュールで巨大なドクロに挑む男達、勇ましくって素敵。

歌川国芳のドクロと武者の浮世絵

年取った化け猫に踊る猫。昔から日本人は猫が好きですね。

歌川国芳の猫の浮世絵 踊る猫

猫がリアルすぎてこわっ!

歌川国芳のリアルな猫の浮世絵

綺麗なぼかしで描かれた歌舞伎役者、当時の人達はこれを写真代わりに眺めてたんですね。
私は着物が好きなので繊細に描かれた着物1作品ごとに釘付けです。

歌川国貞の歌舞伎役者の浮世絵

国貞の作品は遊女の描かれた美人画や、憧れの人達の普段の生活の作品が多かったです。

歌川国貞の美人画 浮世絵

仕事に追われる町家の女性たちの日々の暮らしも美しい。

歌川国貞の町家の女性たちの生活を描いた浮世絵

国貞の歌舞伎、賑やかで楽しそう。

歌川国貞の賑やかな歌舞伎の浮世絵

もつと色々マンガのようなデフォルメや遠近法がいかされた作品が多数あり楽しかったのですが、気に入ってた作品は全く写真におさめておらず目に焼き付け、時間を忘れて見入ってました。

今回の展示は解説がとても親しみやすくてわかりやすく、色彩色豊かな作品も多くて楽しかったです。

俺たちの国芳 わたしの国貞展

※2016年に開催された展示情報です。

  • 東京展 2016/3/19(土)-6/5(日) Bunkamura ザ・ミュージアム
  • 神戸展 2016/6/18(土)-8/28(日) 神戸市立博物館
  • 名古屋展 2016/9/10(土)-12/11(日) 名古屋ボストン美術館

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/kunikuni/(※アーカイブとして閲覧可能)

浮世絵の大胆な構図やデフォルメ表現は、現代のビジュアルデザインやイラストにも通じるものがあり、今見ても新鮮に感じました。

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