七種の蓋置

昨日は茶道のお稽古で、先生がおもむろに木箱を取り出しました。

木箱 七種の蓋置

箱を開けると色んな形をした七つの道具が登場。

七種の蓋置

火屋(ほや)・五徳・三つ葉・一閑人・栄螺(さざえ)・三つ人形・蟹と七種の蓋置です。一つ一つ趣向が凝らしてあり、この箸置を使う際には蟹の目は自分の方へ向けるとか、三つ人形は羽織を着てる人を向けるとか、横に倒したりひっくり返したりと細かなしきたりがあります。

昔の人はこんなとこにも遊び心があったんですね。

箸置を拝見させてもらったところで、お薄をたてる練習をしてお菓子を頂戴しました。

抹茶と主菓子 菊の着せ綿

主菓子は菊の着せ綿。花びらの上にある白いのが真綿をイメージし、その真綿で菊の朝露で香りを移す。菊には薬効があり、この真綿で身体を拭くと無病息災だそうです。茶道具だけでなく和菓子も奥深いな。