先日大阪のアンティーク・リサイクル着物ネット販売『ICHIROYA』が7月下旬に閉店する話を知り、その日は久しぶりに購入モードで閲覧しました。たまにサイトに訪れては着物を見て癒やされていたんですけどね。
何年も買わないうちにサイト内の商品検索がしやすいだけでなく、決済方法にAmazon Pay が加わり、決済が簡単にできるよう改善してたなんて。
残り2ヶ月を切ったイチロウヤさんの閉店セール、早く行かないと良い商品がどんどん売れてなくなっちゃう。
3時間本気モードで探し、これ以上絞り込めなかったからアンティーク着物2枚と昼夜帯1本の3点購入しちゃいました。それぞれ可愛いのでぜひ見てみて。
塩瀬の柔らかな手触り アンティーク昼夜帯
最初に選んだのはアンティーク昼夜帯。長さは380cmとウエストがふくよかな私にも嬉しい長さです。最近の名古屋帯は約360cm、袋帯が約420cmなので中間ぐらいかな。アンティーク帯って330cmとかただでさえ短い帯が多いだけに、昼夜帯って最高。
昼夜帯とは両面に柄がある帯のこと。
着物友達の話では、着物を着て生活してた時代に、仕事の時の帯、と帰りにどこかにお出かけするときに帯だけ裏返す、っておしゃれ用の、裏表の柄が全然違う帯が昼夜帯とのこと。裏表同じ柄のものは、関西巻、関東巻両方に対応してるだけなので昼夜とは呼ばないらしい。
なんにせよ、締めたら見えなくなる部分にまで柄が施してある贅沢な帯だわ。
アンティーク帯でこの価格なだけに、もちろん汚れや締め跡、傷は多少あります。どこまで許容出来るかはその人次第だと思うけど、私は案外平気。それより現代でなかなか手に入らない色・柄の魅力の方が断然上。そもそも着用が本当に難しそうな状態であれば、商品詳細にそう書いてあるしね。3,000円台なら飲み会1度我慢すれば良いだけやーん。後は弱った生地で何回楽しめるか?そっちが気になるとこです。
柄は藤のシルエットの中に菊や桜の唐草が描かれていて、竹垣に鳥の羽が舞ってます。こんな細かな図柄の説明自体むずかしいと感じてるのに、バンバン商品ページにはキーワードが散りばめられていて、勉強になる〜
優しい抹茶色とオレンジのレトロな色合いの帯、さてどの着物に合わせよう。
アンティーク夏着物 八つ橋に秋草文
次にどうしても購入対象から外せなかったのがアンティーク夏着物。身丈144.5cmと短いのに1万円超えてます。
身長が152cmと低いとはいえ、身丈の許容範囲は身長 ±5cmと言われてるだけに、おはしょりちゃんと出せるかしら。裄は63cmでそこまで短い印象にはならないと思うけど〜
古い着物で居敷当てがないので、すぐ生地が裂けちゃうのではないかと不安もあります。1枚でも布減らして涼しく、美しく襦袢が透けるってのは魅力。襦袢の長さ合うかなぁ…
不安は沢山あるけれど、ぼかし染めの幻想的で涼やかな見た目、レトロな雰囲気に魅了されてしまいました。
アンティーク着物 椿唐草文様
最後に選んだのは、椿唐草文様の袷着物。これまた身丈が身丈144.5cmと短い。紫地に白とピンクの花柄で、年齢的にも可愛すぎて悩む1枚でした。
八掛は紅絹かと思いきや、優しいミカン色。縞や井桁とか年齢問わず着れる柄だってあるだけに、やっぱり自分はカワイイ柄が好きなんだなとしみじみ…
丈が短いし可愛すぎると悩んだものの、購入の決め手は2,668円という値段でした。
アンティークらしく、しかも華があるんだもの。
中古とはいえ魅力的なシルクワンピが3,000円以下と思えば許せるわ。チビの特権、お直しせずとも着こなしてやる。
最後に
というわけで、イチロウヤさん閉店セールでの購入品3点の紹介でした。このアイテム達のコーディネートは次の機会に。
イチロウヤさんは、紹介したアイテムだけでなく、まだまだ素敵なアンティーク・リサイクル商品が沢山販売されています。着物好きさん、欲しい物が無くなる前に急いでお買い物しちゃいましょ。7月末で閉店ですよ。