新型コロナのせいで景気がどんどん悪くなっていく日々、大好きなリサイクル着物店も大打撃を受けています。
4月、たんす屋を運営する『東京山喜』倒産
まず衝撃だったのが、2020年4月20日、負債13億円を抱え倒産した東京山喜のニュース。東京山喜がわからなくても、着物好きさんなら『たんす屋』を知ってるんじゃないかな。全国各地にあるリサイクル着物ショップたんす屋を運営してる会社で、テレ東『ガイアの夜明け』でも紹介されてます。
私は大学時代に愛ZECRAの強引な着物販売を受けてから、着物は高いし恐ろしい業界と尻込みしてたんですが、着付けを教えてくれる会社の先輩にたんす屋さんへ連れて行ってもらい、着物デビュー用一式2万円とお安くをお揃えることができ、業界の偏ったイメージを一新することができました。優しく説明してくれ、押し売りもなく、ローン組まなくても安く買える。ハードルの低い店ありがとう。
民事再生の東京山喜に、美容や和装宝飾事業の『ヤマノホールディングス』がスポンサーとして乗り出したようだけど、今後たんす屋さんはどうなっていくのだろう…
7月、リサイクル着物ネット販売『ICHIROYA』閉店
そして2020年7月末に大阪のアンティーク・リサイクル着物ネット販売『ICHIROYA』も閉店すると、twitterで知りました。
ICHIROYAさんは2001年にネットショップを立ち上げ、大阪から国内はもちろん世界へリサイクル着物を販売し、着物アーカイブ(バーチャル着物ミュージアム)やアンティーク着物の復刻事業など精力的に頑張ってます。
私は関西に住んでいたとき大阪着物サークルのスタッフをしていて、イチロウヤさんにお世話になりました。最初のイベント「大阪城散策」には社長の一郎さんが来てくれ、東日本大震災チャリティ着物バザーでは多くの着物を寄付してくださったんです。ビジネスに挑戦されるだけでなく、着物での社会貢献にも力をいれる素敵な会社。
愛用のキジ刺繍帯はイチロウヤさんで購入↓
大島紬に買ったばかりのアンティーク黒繻子帯で着せ付けてみました。帯は可愛いけど、やっぱり大島紬でテンションあがらず。なんでこの八掛にしてしまったんだろう。
東京に移住してから大江戸骨董市で買うことも多く、ネットでアンティーク着物買うことから遠ざかっていたけれど、イチロウヤさん7月閉店のニュースで慌ててサイトに行き、思わず着物や帯を買っちゃいました。少し奮発したけれど素敵なアイテムだったし、餞別と思えば全然この衝動買いも良しとしよう。
購入したものが届きました。こちらです↓
7月下旬に閉店するアンティーク・リサイクル着物ネット販売『ICHIROYA』。閉店セールでアンティーク着物2枚と昼夜帯の3点を購入したのでご紹介します。
最初にイチロウヤさんで購入したときのこと。当時は生地サンプルもおまけでついてました。↓
大阪の着物サークルでネットショップ『アンティーク着物・中古着物のICHIROYA』を知り、ワクワクしながらいつも商品を眺めていたんですが、とうとう念願の黒繻子名古屋帯を手に入れました。名古屋帯5,480円+送料600円。 …
残り僅かな営業日だけど、イチロウヤさん最後まで頑張ってください。大好きな店がこれ以上消えませんように。