大阪にある繊維とファッションとグルメが揃った船場センタービル、そこで着物と相性の良い帽子を売ってるお店に出会いました。
豊富な種類を扱っているお店『森帽子店808』さんです。
それではお店と、今回買ったモガ帽についてご紹介。
モガとは?
着物と相性の良い帽子ということで探していたけれど、大正から昭和へかけて流行ったモガってご存知?
モガはモダン・ガールの略で、洋装や断髪など西欧の新しい文化を取り入れ、最先端なファッションをしていた女性のこと。
これまで長かった髪をボブヘアにして、西洋の帽子をかぶる。まだまだ着物が主流だった時代に、それらのスタイルを取り入れた和洋MIXのコーディネートをしている人がいた。
私は昔から、そのモダンガールな大正ロマンの着物姿が昔が憧れでした。
モガ帽とは?
モガ帽の明確な定義は知らないけれど、モガ(モダン・ガール)がかぶっていた大正から昭和にかけて日本で流行った帽子を指すかと思います。
モガ帽のデザインは、調べてみると大きく分けて3種類。
- カクテル・ハット
高貴な方やパーティなどでかぶるような、小さめのつばのない帽子 - ベレー帽
つばがなく丸みを帯びたフォルムで手軽に買える帽子 - クローシュ (クロッシュ)
つばがやや下向きで釣り鐘型の帽子
ただ私が1番欲しいクロッシュは、今の時代作ってるメーカーさんが少ないらしく、百貨店や帽子専門店でもなかなか売ってないんですよねぇ
需要が少ないから、お値段も高い!
それでも手に入れるには、老舗の帽子専門店とかで売れ残り商品を探すか、リサイクル品が出るのを待つしか浮かばない…
ですが関西帰省で船場センタービルへ行ったら、クロッシュが販売されてたんです。
モガ帽を扱う船場センタービルの帽子専門店
船場センタービル8号館地下1階「森帽子店808」さんは、その希少クロッシュを今でも扱ってます。
沢山帽子が積み上げられたこしんまりとしたお店。帽子屋さんって商品がそこまで大きくないだけに、店舗はどこもこれ以上あまり大きくならないらしい。
クロッシュ帽子についてたずねると、仕入元があまり製造されてなく、色やデザインはおまかせ状態で仕入れてるとのことでした。
だから店にはクロッシュ帽4〜5点だけ、どれも色や形が微妙に異なります。
これでモガスタイルに近づくことできる〜
クロッシュ帽がほ、ほしい!!
クロッシュ帽はかさばる
クロッシュを買うときに、一番悩んだのは、価格でなく持ち運び。この帽子、折り畳むこと型崩れするから。
帽子だけ買いに行ったのであれば、大きな紙袋に入れて持ち帰ればいいだけだけど、私は旅行中ですでに荷物が多く嫌でした。
関西帰省2日目に登山を予定していて、スーツケースは登山グッズでパンパン。
そもそも型崩れするからバッグに帽子を入れて持ち帰りは無理。
リュック背負ってクロッシュ帽かぶる?
そんな悩みもなんてことはない、家に配達してもらえば解決。
配達してもらえるなら?ということで、少し大きな段ボール箱に変更してもらい、船場センタービルで買った他の商品も詰めてもらいました。
お値段は、割引してもらって帽子代+送料でも、値札価格からなんとおつりが!!
船場センタービル森帽子店808さん、最高!
レトロな帽子も扱っていて、卸値価格。
やっぱ船場っていいな。
ちなみにこの店が KIMONOanne. vol.2 に取り上げられたことから、若い着物好きのお客さんのご来店増えてます!と本を見せてくれたので、私もどんな事が書かれているか気になり、本を買っちゃいました。船場センタービル特集あり↓
クロッシュ帽+銘仙着物 コーディネート
さっそくクロッシュ帽をかぶり銘仙着物で「丸の内イルミネーション 2023」へお出かけ。
また一歩、モガスタイルに近づけたかしら?
次はストレートボブでさらに、頑張ってみよう。
ということで、念願のモガ帽(クロッシュ)購入の巻!でした。