スキルに自信なし。40代がフリーランスになれた唯一の経験則

【40代の壁】在宅フリーランスになれた理由

在宅フリーランスWebデザイナーのなべっちです。2016年1月から在宅での仕事を始め、おかげさまで3年目に突入しました!

フリーランスに興味があっても、「本当に私にもできるのかな…」「仕事はどうやって取るの?」「収入は安定する?」といった不安が頭をよぎる方は多いでしょう。

当時の私のリアルな不安
  • 知り合いからの仕事はトラブルが面倒で避けたい
  • デザイナーとしての横のつながり(人脈)が全くない
  • スキルに自信がなく、クラウドソーシングでは安い仕事しか手が出せない
  • 経験ある仕事を安く引き受けるなら、スーパーのレジの方がマシでは?(笑)

ぶっちゃけ、私自身がそう思っていて、独立なんて怖くて無理だと感じていた一人です。
30歳からWebの仕事は10年やってきたものの、サラリーマン生活自体は20年。
40代手前でせっかく正社員になっても、仕事についていけず体を壊して退職してしまったぐらいですから、「もう派遣しか無理かな…」と本気で考えていました。

そんな私が、今、フリーランスとして働けている理由。それは、

田舎の派遣Webデザイナーとして働き、 退職後も派遣先会社とWin-Winの関係を築けたから

この経験を経て、フリーランスは「」と「スキル」だと改めて実感しました。

誰もが抱えるフリーランスになる前の「リアルな不安」

多くの人が「フリーランスになるには横のつながり(人脈)が大事!」と信じていますよね。当時の私もそう信じていました。

しかし、私が最終的に仕事をもらえたのは、パートナーとして協力し合えるエンジニアやディレクターからではありませんでした。いたのは、仕事をくれる取引先だけです。

スキルに自信がない頃は、「知り合いに頼る=トラブルになったら面倒」という恐怖心から、人脈作りを拒否していた部分もあります。また、スキルを試す場として検討したクラウドソーシングについても、安い仕事ばかりで、時給を考えると本当にこれで食べていけるのか?と疑心暗鬼になっていました。

【私の経験】正社員で体を壊した40代、派遣しか無理だと感じていた

前の会社で精神的に参ってしまい、40代手前で正社員の立場を失いました。この経験から、自分にはもう派遣として働くことしか残されていないのではないか、と絶望的な気持ちになりました。

そんな中、私はある田舎の会社でWebデザイナーの派遣として働くことになります。

スキルより「信頼」が鍵!田舎の派遣先で Win-Winの関係を築くまで

私が派遣として入った会社は、IT業界は人材不足、しかも田舎という立地もあって、なかなか人が集まりませんでした。仕事内容は自社ECサイトの更新業務と、比較的優しく、前職で精神的に参っていた私でも「これなら働けるかな?」と思える内容でした。通勤は大変でしたが、この仕事を引き受けました。

しかし、働き始めてわずか半年後夫の都合で東京へ引っ越しすることとなり、私はまたも転職活動の恐怖に直面します。

夫の転勤がチャンスに!ピンチを Win-Winの関係に変えた方法

私が辞めることで、会社はまた人材確保に苦労することになります。このピンチをチャンスに変えることができました。

もし私がこのまま仕事が見つからなかったり、会社としても求人して働く人がいなかったりしたら、お互いまた一緒にお仕事をしませんか?
私はこれまでの会社でリモートワークの経験もあるので、こちらからやり方もお伝えできます!

そう提案し、結果的にWin-Winの契約を結ぶことになったんです。

  • 会社側:
    経験者がリモートで業務を継続してくれるため、すぐに新しい人を探す手間とコストが減る。
  • 私側:
    新しい土地での仕事が見つからなくても、安定した収入源を確保できる。

こうして、私は「田舎の派遣社員」という立場から、「東京在住の在宅フリーランス」として、元の派遣先と業務委託契約を結び、キャリアを再スタートさせることができたのです。

現役フリーランスが後悔を語る!独立前にやっておくべきこと

この経験を通じて、フリーランスを目指す人、すでに活動している人に、当時の私が知っておきたかったことをお伝えします。

経験者が語る「横のつながり」の本当の意味(パートナーはエンジニアとは限らない)

「フリーランスは横のつながりが大事」と言われますが、それは必ずしもWebクリエイター同士の交流でなくてもいい、というのが私の結論です。

私にとって一番重要な「横のつながり」は、仕事をくれる「取引先」との信頼関係でした。

  • 信頼第一:
    スキルはもちろん大事ですが、それ以上に「この人なら安心して仕事を任せられる」という誠実な仕事ぶりを心がけること。
  • 場所は問わない:
    派遣という形であっても、そこで築いた人の繋がりが、結果的に地域や年齢に縛られない在宅フリーランスへの道を開いてくれました。

スキルに自信がない人でもフリーランスの扉は開く

「私にはスキルがない」「40代だからもう遅い」と悩んでいた私でも、フリーランスになれました。

大切なのは、大きなスキルよりも、今持っているスキルと誠実さで、たった一つでも確かな信頼関係を築くことです。

もし今、あなたがフリーランスになることをためらっているなら、過去の私と同じように不安を抱えているでしょう。この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。

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