在宅で働くフリーランスWebデザイナーのなべっちです。「在宅で仕事ができて羨ましい」「手に職があっていいよね」とよく言われますが、フリーランスを続ける上で、常に頭から離れないのが「年収」の問題です。
Webデザイナーの平均年収は、当時(2019年)で360万円(月収30万円)と言われていました。
dodaの調査によると(2024年時点)、Webデザイナーの平均年収は360万円〜380万円程度と言われています。
この数字を見て、あなたは高いと思いますか? それとも安いと感じますか?
30歳でWeb業界に飛び込み、時給900円のアルバイトから年収450万円の正社員まで経験した私が、40代フリーランスとして迎えた2018年の収入を正直に公開します。そして、そこから収入を伸ばすために何が必要だったのか、そのリアルな変化もお話しします。
誰もが夢見る「在宅フリーランス」。その裏側にある Webデザイナーのリアル年収は?
在宅フリーランスは自由なイメージがありますが、誰もが通る「お金」の壁がありました。

私のキャリア変遷:時給900円からのスタートと「年収450万円」の壁
私自身、Webデザイナーになるために教育訓練給付金を利用し、当時授業料30万円弱を自己投資しました。
| キャリア初期の収入と待遇 | リアルな現実 |
|---|---|
| Webデザイナー開始時(30歳) | 制作会社のバイトで時給900円。 |
| 前職(20代OL) | 年収300万円以上。 |
| 現実 | Web業界に入ったことで、収入が大幅ダウンし、しばらく悲しい時期が続きました。 |
その後、事業会社のWebデザイナーとして正社員になり、MAX年収450万円を達成したときは「平均より上になって嬉しい!」と感じたものです。
しかし、結婚を前に正社員の座を辞め、30代後半からは転職を重ねることになり、本当に辛い時期でした。
40代フリーランス「2018年の収入」を正直に公開します
こうした紆余曲折を経て、フリーランスとして活動を始めた私が、2018年に得た在宅フリーランスの年収は……

360万円 プラスα!
メインの仕事の月報酬は30万円で、Webデザイナーの平均年収とまったく同じという結果でした。
平均年収に「プラスα」を加えるためにやったこと
「プラスα」と書いたのは、メイン収入以外にも収入源を作るために、色々なことに挑戦したからです。しかし、その額は正直まだ微々たるものでした。
- アフィリエイト:
ブログを始めた当初よりは力を入れたものの、PV数が少なく、まだ月に1万円前後。 - 単発の副業:
知り合いから偶然もらったタイピングの仕事、商品登録の依頼など、ポロポロといただきました。
さて、この生活とこの金額。あなたはこの年収を「高い」と見ますか、それとも「安い」と見ますか?
収入を「高い」と見るか「安い」と見るか?(そして、その後の変化)
多くのフリーランスが、会社員時代よりも高い年収を目指します。当時の私もそうでした。しかし、この年収は、「在宅で、自分のペースで働ける」という環境とのトレードオフで得た、私にとっては価値のある収入でした。
もしあなたが今、平均年収付近でフリーランスを始めることに不安を感じているなら、私からお伝えしたいことがあります。
その後の軌跡:フリーランス3年間の収入の変化(追記)
フリーランスのキャリアは常に変化し続けます。私の収入も、この2018年以降、大きく変動しました。
- 月の収入が上がり、「片手で収まらない額」になりました!
- 仕事の幅も広がり、遠隔で取引先の初心者さんにWeb制作指導まで行うようになりました。
- 在宅フリーランスを続けて丸5年。2020年4月にコロナ感染者が増えた影響で、私の収入も大幅に減るという試練がありました。
- 1社しか契約していないフリーランスの辛さを痛感しましたが、減った分だけ時間ができたため、その時間を使ってこのブログの改善に取り組むことができました。
詳細はこちら↓
コロナで収入4割減。UIデザイナーの裏でPV3倍増の秘密
まとめ:年収は「現状」でしかない。大切なのは「伸びしろ」
私の2018年の年収は平均的でしたが、そこから仕事の幅を広げ、収入を伸ばすことができました。
フリーランスの年収は、その時点の「結果」でしかありません。大切なのは、「この環境で、どうやって収入を伸ばすか」という姿勢と工夫です。
スキルに自信がない頃の私のように、年収の不安を抱えるあなたの参考になれば幸いです。

