昨年の10月から茶道を始め、10ヶ月が経ちました。改めて茶道を習う理由や、母と習う稽古風景、課題などまとめてます。

茶道を習う理由

習うきっかけとなったのは、美大で陶芸を学ぶ母が突然言いだしたから。

母1

年末に美大陶芸科の授業一貫でお茶会があるんだけど、この歳で茶道の心得がないと恥をかくから、一緒に茶道習って!

そして私も一緒に毎週茶道のお稽古に通うことになりました。年が明け、問題のお茶会も終わり、毎週から月1回のペースに減らしたものの、続けて茶道を習ってます。春からは近所のおばさまも加わり、稽古は3名です。

茶道稽古の1日

お稽古の日は、まず先生の家まで車で迎えに行き、茶道具を積み込んで公民館へ向かいます。公民館の和室に荷物を置いたところからお稽古スタート。

道具を水屋に並べ炉を用意します。掛け軸やお花を活けるなど部屋のしつらえ行い、整ったところで改めてお稽古のご挨拶。

そして席入りの練習してお手前を順番に行い主菓子、干菓子と頂きます。

水ようかんと煙草盆

10ヶ月目の茶道稽古では、水羊羹をいただきました。主菓子はいつも先生が購入し用意してくれるのですが、今回は先生手作り。涼やかな見た目で、おいしそう。ただどんな形状になろうと私は餡子は苦手で辛い。水ようかんは水分が多いので、硫酸紙に載せ頂きました。

今回のお稽古は略式の煙草盆を使ってます。

茶道には棚だけでも沢山の道具があり、先生が毎回趣向を凝らし棚を変えて用意してくれます。煙草盆は略式で少し手順も減り、道具運ぶのも楽でありがたかったりする♪

親子で習う茶道

なんで毎回始めて耳にするような顔を何故するの?

10ヶ月たっても袱紗のさばき方も怪しい母、茶筅通し(茶せんの穂先の具合を確認する動作)の動きも理解してません。

そうやるんですか?
と毎回キョド顔。先生の顔色を伺いながらソロリソロリとゆっくりなお点前をするので眠い。私も大概忘れっぽいのですが、歳をとると忘れっぽくなるから仕方がないんだ!と自分以上に忘れる母を見て納得しています。

母が亭主!私が主客

母が亭主し、私が主客するとこれまた大変。茶席に入ると、亭主との挨拶からはじまり、お決まりの言葉をかけるだけでも照れが生じる。

主客:「今日はお招き頂き、ありがとうございます」

亭主:「今日は遠いところをお運び頂きまして、ありがとうございます」

敬語でお互い語り合うのが恥ずかしいし、言うべき言葉を覚えてないからモゴモゴ、そしていつも先生に会話を教えて頂き、真似ている状態。
覚えるべき用語がほんと多くて大変です。お茶席にきちんとデビューできるようになるのは何年先になることやら〜

茶道はお着物じゃないとダメ?

母や一緒に習ってるおばさまは洋服です。ただし白い靴下は厳守

もともと茶道は着物で行うものだったから、帯に袱紗を掛けたりする動作があり、洋服だと分かりづらいし覚えづらいかもしれません。袱紗を腰にひっかける為のベルトや紐がないと毎回言うお母には、茶道用のベストをプレゼントしてあげたほうが良いのかも。

また、表千家では3歩で半畳歩くというのもスカートだと足が大きく開くから歩数が合わず、いつも指摘され大変そう。着物だと胸元に懐紙など入れて手ぶらで済むけど、洋服姿の2人は持ち歩くのを忘れたりとお稽古では大変みたい。

茶道の練習続ける上で、私の苦悩

  • いつまでたっても正座が慣れない
  • 茶道具全般の由来聞くのが眠い
  • 餡子が苦手で主菓子辛い
  • 毎回お薄を2杯いただくけどでムカムカしてくる

まとめ

茶道はお茶パフォーマンスであり、ひとつひとつの所作にはルールがあって覚えるのが大変です。ただお作法を覚えるということは、きっと人生に於いてプラスになるはず。そして私にとっては母と毎月一緒に習うことは、親孝行の意味でも大事な時間です。

全く関係ないのですが、この電動茶筅って商品はどういう人が購入?