せっかくのGWで遊びに行けると思ったのに、今年は寒いし雨の日が多い。雨だと着物でのお出かけは嫌になる…。こんなときこそ屋内施設で楽しめるアート鑑賞だわ!ということで、角川武蔵野ミュージアムへ行ってきました。
ふふっ、浮世絵が楽しめるんですよ、いやー、実際見に行ったらこれまでの浮世絵イメージを覆し、圧巻の表現で大興奮。やばいです。なんで5月8日までなの?何度も見に行きたいと思わず願ってしまうほどの作品だったので、よかったら皆さんぜひ。
角川武蔵野ミュージアムとは
角川武蔵野ミュージアムは図書館と美術館と博物館が融合した文化複合施設で、埼玉県所沢市にあります。現代アートや漫画・ラノベの図書館などサブカルチャーもあり幅広く、好きな展示企画が開催されたらとことんハマりそうな場所で、2020年11月にオープンしました。
アクセスは東京駅から電車で1時間、東所沢駅からは歩いて10分、ゴツゴツと大きな石の建物が見えたら角川武蔵野ミュージアムと思って間違いない!
【営業期間】
日~木曜 10:00~18:00(最終入館 17:30)
金・土曜のみ 10:00~21:00(最終入場 20:30)
【休館日】毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)
【アクセス】JR武蔵野線「東所沢駅」下車 徒歩10分
【公式HP】https://kadcul.com/
2020年NHK紅白歌合戦でYOASOBIが歌っていた図書館ダヨ。
高さは約8メートルの本棚劇場
まずは角川武蔵野ミュージアム4階にある本棚劇場から。テレビのNHK紅白歌合戦で見て、すごい大きな本棚のある広々とした場所と想像してたけど、実際は結構小さいスペースでした。20人程度しか入れないんじゃないかな。高さは約8メートルの巨大本棚で20分に一度、4分間のプロジェクションマッピングが行われます。
動画撮影NGで、光と音のプロジェクションマッピングの魅力を捉えられないのが残念。実際現地に行き、自分の目で見るのが一番です。
エディットタウン-ブックストリート
エディットタウン-ブックストリートは本棚劇場に入る手前のゾーンにあります。蔵書25,000冊、世界を読み解くための9つの文脈に分かれていて、興味惹かれるポップがあちこち散りばめられており、普段読書する習慣がない人も思わず手を伸ばしたくなるほどの充実っぷり。
小さい子供からご年配の方まで、ちっちゃな椅子に座って読みふけってました。
浮世絵劇場 from Paris
浮世絵劇場 from Parisは、フランスで開催された展覧会「Dreamed Japan “Images of the Floating World”」で出品された作品で、それを大幅パワーアップし日本で凱旋上映。トータル30分の作品です。
会場は1階のグランドギャラリーで、薄暗い通路を歩いて中に入ると、360度どこをみても途切れることのない巨大な浮世絵の世界が広がってました。
入れ替え制ではないので途中からの鑑賞です。
椅子に座るも良し、地べたに座って眺めるも良しな世界。私はその場にただただ立ち尽くし、感嘆の声が止まりません。
昔だったら自分の背丈よりも大きく引き伸ばされてる浮世絵なんて、画像が荒れてできなかった実現できなかった世界。
しかもその大きく引き伸ばされた画像が、音とともにデザインにあったカット割りとして動てる。
最近のデジタル技術はホントすごいよね。
歌舞伎は寄り目で睨みつけるような目つきとして動いていくし、見栄も張ってかっこいい。スライドでどんどん場面が切り替わっていきます。
艶やかな女郎さんが髪を櫛ですいていたり、猫も駆け巡る。
舞台がころころ切り替わるので、子どもたちもその動く映像に大興奮。小さな男の子は波の映像を見て、フロアに寝そべり泳ぎ始めました。
本当に海と勘違い!?平泳ぎをはじめちゃったよ。お母さんが止めに走ったけど、その光景も楽しい。
会場中央で立ちっぱなしのまま15分見てると映像終了、また始まったので次は着席して鑑賞しました。
浮世絵劇場 from Paris、公式サイト予告映像↓
漫画・ラノベ図書館
角川武蔵野ミュージアムでは本棚劇場と浮世絵劇場、ブックストリートで読書してるだけで何時間もすごしてしまい、漫画・ラノベの部屋での時間がなくなってしまったけど、1階に児童書やコミック、2階にラノベと約35,000冊集められ、シートでゆっくり読書が可能です。
最後に -毎度おなじみ雨の日着物コーデ-
ミュージアム紹介だけで十分じゃないか!前に見たし!と言われそうだけど、今回も備忘録として雨の日着物コーデを残しときます。
雨の日はやっぱりポリエステルの洗える着物が一番、なんにでも合わせやすいモノトーンの千鳥格子柄の袷着物です。八掛が紫なとこお気に入り。着物チャリティバザーで1,000円で買いました。
洗える木綿着物もいいけど、最近ポリエステル着物も質があってるし、増やしてみようかな。
それに合わせたのがテカテカ光る繻子の龍と獅子柄 刺繍帯。いかついけど好きなんです。
繻子帯は光沢あって、ざっくりしたウールや木綿、お召着物とかには不向き。ポリエステルのツルツル感に合うんだよね。。
5月入ったというのに、この日の所沢の気温11度。寒くて大判ストール正解でした。
着物のヘアスタイルは、100円ショップで買ったシニヨンメーカーでお団子ヘアに。ボタン柄のバチ型かんざしがアクセントです。
40代後半でもお団子ヘア、「若いからそのヘアスタイルできるのよ」と30代の時に50代の女性に着物サークルで言われたので、大丈夫だよね?と毎度不安になりながらセットしてます。。
土砂降りの雨だったので足袋が濡れてたくないから、またもや編み上げショートブーツ。
以上、肌寒い日の雨の日洗える着物コーディネートの紹介でした。
角川武蔵野ミュージアムは展示内容によって面白さに賛否両論あるかもですが、本棚劇場は圧巻だし企画展の内容を判断して一度足を運んでみて\(^o^)/