UI開発グループ時代:サービスを作る喜び
紹介予定派遣から正社員になり、配属はユーザーインターフェース開発グループ。
ここで初めて「サービスを一から作る面白さ」を知りました。
自社が運営するASP型ECカートシステムのテンプレートデザイン開発を担当。
1つのテンプレートが多数のショップで使われる前提のため、汎用性とカスタマイズ性を両立させるUI設計に試行錯誤しました。
また、社内新規事業として進められた予約サイト立ち上げでは、企画やUI設計を担当。
残念ながらリリースは頓挫しましたが、ゼロからサービスを設計する貴重な経験になりました。
さらに、Movable TypeやWordPressのビジネステンプレート企画、ブラウザメールのUI改修にも関わり、開発チームと連携してデザイン改善を提案。

自分が作ったものが、何万人ものユーザーに届く…!
企業の業務やビジネスの一部を支えるサービスとして使われていると思うと、本当にやりがいがある!
調べて、考えて、デザインして、マニュアルまで作る。
サービスが形になる瞬間がうれしくて、残業辛くても毎日が楽しく刺激的でした。
異動で変わる仕事
しかしある日、会社方針でUI開発グループがなくなることに。
営業やサポート部署へ異動し、見積書作成やFAQ更新など、制作から遠ざかる日々が続きました。

またデザインに戻りたい…
少しずつWeb改善に関わる機会も戻ってきたけれど、最終的に配属された販売企画部制作では、求められるのは販促バナーやキャンペーンページ、メルマガ制作。

ユーザーが喜ぶサービスを作るより、“売るため”の制作ばかり…
制作はしているのに、心が満たされない日々でした。
退職の決意
「このままでは、自分のクリエイティブな道が描けない」
そう思い、退職を決意。
引き止められながらもバージョンアップ対応や引き継ぎを終え、3月末に会社を離れました。
UI開発グループでの経験は、今も私のデザインや企画の基礎になっています。

