WEB制作者として紹介予定派遣から正社員になり約4年、IT会社ではいろんな案件をさせてもらったけど、3月末に退職します。

入社するまでWEB制作会社でECサイトに美容院や工務店など、小規模事業者のサイト制作のバイトをしてたのに、いきなり開発のUIデザインを任され、プログラミング言語に格闘したりマーケティングや企画をしてたのが懐かしい。お客様40万人が使うブラウザメールの改修など、サービス向上させるために色々手を尽くしたあの頃は楽しかったな。

ところが急に会社の風向きが変わり、ユーザーインターフェース開発グループを無くすと言われ、ここからあちこち部署異動が始まります。

まずは営業に配属されました。しかも営業アシスタント的な仕事でWEB制作は全くなし。エクセルやワード、工数管理ツールのプロジェクトとマイクロソフト三昧の日々。売上集計や会議用の準備などWEB制作とは全く違う仕事で全然理解できず、3ヶ月でテクニカルサポートへ飛ばされたっけ。

サポートグループではWEB制作の仕事復活。電話やメールなどの問い合わせ対応はなく、顧客対応部門からあがってくるサポートWEB改善要望への改訂作業です。オフィスは毎日問い合わせの会話が響き渡り、そこでお客様のニーズを知る。そのなかでサイトのレスポンシブ最適化やマニュアルページの作成できたのもやりがいがありました。

そこからの販売企画部制作グループへ。ここの部署がどうしても肌にあわない。なぜなら今までモノを売るという観点で仕事をしたことがなかったから。

制作会社にいたときはお客様の要望を満たすサイト制作だったし、開発ではサービスの価値をいかに引き上げ利用満足度を上げるか、そしてサポートでは悩みを解決させると言った形で、すでにお客様になってる人向けの仕事が多かったんです。

「開発ではディレクションやってたんでしょ?だから販促ページも企画から設計・デザインまでやって」という感じで言われたものの、売り子経験のない職人に、いきなり店長ですか?って感じで辛かった。バナーですら見込み客がどうやったら関心もって押してれるようになるんだろうとチンプンカンプン。

長年その部署で実績作ってきた10人以上の女性たちに圧され、開発でいかにひとり楽しく企画デザインさせてもらっていたのか気付かされました。

売上目標や部署の人間関係が辛い。
ずっとデザインを通じてものづくりしていきたいだけなのに、難しい自社サービスのライティングやマーケティングの分析など、先の事を考えたら苦手なモノばかり。年齢的にも制作から管理する立場に上がれってことだよね…

会社辞めようと思ってから自分が手掛けたサービスのバージョンアップや引き継ぎに引き止められ、1ヶ月延期したけれどやっと離れることが出来る。いままで色々勉強させてくれ、ありがとう。