黒電話

出勤前けたたましく電話が鳴り、お母さんが出ました。声がこわばったまま話してるみたい。

10分後、電話を切って私を呼び、言いました。

母1

夜中の3時、和夫おじさんが亡くなられたのよ。

著者 悲しい

こないだ癌手術したお父さんかと思ってヒヤヒヤした

和夫おじさんとは東京に住んでるお父さんの兄。最近入院したんだけど発見が遅かった為、あちこち癌が転移してました。

母1

会社行く前に、病院にいるお父さんに伝えといて。

なんだかつらいな…

こんな状況でなんだけど、仕事が忙しくてまじヤバいよ。だけどそんなこと言ってられないよね、病院へよってから仕事に行かなければ。

そしてお母さんはポツリと一言。

母1

私もお父さんもこの体調じゃ、葬式に東京まで行けないわね~

多分お兄ちゃんが我が家の代表として、1度しか会った事のない叔父の葬式に行く事になるんだろう。夏の終りから続く我が家の病気ラッシュ、そろそろ明るい話も欲しいです。

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