関西100kmウォーク(5月25-26日開催)のイベント前日、検査入院してる母の見舞いに奈良桜井の病院へ行ってきました。新幹線に乗ってると母から電話が。
551豚まんと赤福買ってきて! 御座候(今川焼き)でもいいわ。
病院食が喉を通らず、自分の好物を買ってきて欲しいとのこと。「京都駅で売ってるはずだから」と言ってたけど、東京育ちで奈良45年住んでる母が頼んだ土産は、大阪の551豚まんと伊勢の赤福、姫路の御座候でした。
東京土産でもなく、京都の食べ物でもないんかーい!
遠くの食べ物より、ちょっとしたお出かけの時にいつも買ってた食べ物のほうが、弱った体には嬉しいようです。赤福はその日のうちに4個食べ、豚まんは翌朝温め直して半分食べてくれました。
母が患う不治の病「間質性肺炎」
母は60代の時から間質性肺炎を患っています。この病気は原因不明の難病で、美空ひばりさんもその病気で亡くなりました。ですが診断を受けてからもいたって健康、どこが悪いの?という感じで元気に芸術大学も通い、喜寿(77歳)を迎えてもキャンパスライフを楽しんでたんです。
ところが昨春、親族の葬儀で新幹線に乗って我が家に来た時に、数メートル歩いただけで息切れをして、咳が止まらなくなってました。年末から長いこと咳き込んでるようで辛そう。「宿泊中のホテルでは初めて息が止まった死ぬかと思った」と話し、帰宅後に検査を受け、高額な投薬治療が始まりました。
1回1万円近くする新薬“オフェブ”(難病医療費助成制度のおかげで月5千円程度負担)は1年近く続けてましたが、副作用からかずっと下痢が止まりません。あーまだ下痢繰り返してるんだと電話では聞いてたものの、一向に下痢がとまらないため別の薬に切り替えたいと病院へ。今春それで検査入院となりました。
入院中に短髪でかっこよくグレイヘアにする!
そう宣言して毛染めをやめ、真っ白な頭になった母。兄から珍しく「ヤバイぞ」と母の写真付きのLINEがきました。さらに退院前に腰の痛みを訴え、圧迫骨折してるのが判明。起き上がれず日常生活が困難なので入院続行です。
別の薬“ピレスパ”で下痢は止まったものの、今度は常にムカつきや吐き気が襲ってきました。何も食べたくないと言い、かつては60kgまであった母は37kgまでやせ衰えてしまいました。
今年度いっぱい大学に通えることになっている母。退院して最後の1年なんとかまた大学で陶芸を再開して欲しいです。