富山・大人旅の終わりに。隈研吾氏の建築美と新幹線の車窓から見た奇跡の立山連峰

隈研吾の建築美と氷見の街歩き。送迎バスを賢く使って巡る大人旅フィナーレ。富山市ガラス美術館の内観を背景に、丧黒福造やハットリくん列車のコラージュ。ホテル送迎バスと市電での移動情報をアイコンで掲載。富山県地図とシリーズコピー付きメインビジュアル。

富山大人旅1日目は美味しい地酒と寒ぶりに溺れ、最高の朝食でエネルギーをチャージ。
2日目は、氷見の町歩きからスタートです。

今回の旅の大きな目的は、冬の立山連峰を拝むこと
期待を胸に朝8時、宿をチェックアウトしました。

氷見の町で「まんがワールド」に迷い込む

氷見市の藤子不二雄キャラクターと記念撮影できるフォトスポット

ホテルの無料送迎バスで向かったのは、氷見観光の拠点「ひみ番屋街」。
ここは、氷見市出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐ先生の作品世界を街全体で体感できる「氷見市街地まんがワールド」の入り口でもあります。

番屋街を起点に広がるこのエリアには、いたるところにハットリくんや喪黒福造などのモニュメントが点在しており、歩いているだけで子供の頃に見ていたアニメを思い出し、なんだかHappyな気分に。

特に面白いのが「氷見のサカナ紳士録」。
近寄るとセンサーが反応してモニュメントが喋り出す仕掛けなのですが、中には沈黙を貫く子(故障?)も。

氷見のサカナ紳士録と藤子不二雄キャラクターのモニュメント案内

8体全部探したけど、シャイな子も潜んでました(笑)。

今回の訪問スポット

氷見市街地まんがワールド(まんがロード)

氷見駅から「ひみ番屋街」まで続く、藤子不二雄Ⓐ先生の作品が彩る商店街エリア。

  • 見どころ: 忍者ハットリくんやサカナ紳士録などのモニュメントが街中に点在。
  • 移動Tips: 永芳閣の送迎バスで「ひみ番屋街」に途中下車させてもらうと効率よく回れます。
  • 公式サイト: https://himi-manga.jp/

雨晴海岸での「大人な決断」

ひみ番屋街の屋上展望広場から見た海と小島の風景

写真は、朝に「ひみ番屋街」の屋上展望広場から撮影した一枚。

パッと見は爽やかな青空が広がっていて、絶好のコンディションに見えるかもしれません。ですが、本来ならこの海の向こう側に、雪を冠した立山連峰が巨大な壁のようにそびえ立っているはずなんです。

この日は水平線近くにだけ厚い雲が停滞していて、主役の山々だけが完全にシャットアウトされている状態。

空はこんなに青いのに、山だけが見えない

このもどかしい状況が、続く氷見駅で私を悩ませることになります。

番屋街を満喫した後、10時ちょうどにやってきた後発の送迎バスに再び乗り込み氷見駅へ。

ここでこの旅最大の悩みどころに直面しました。
目的地は、海越しに雪の立山連峰を望む絶景スポット「雨晴(あまはらし)海岸」。

ですが、先ほど確認した通り、山側はあいにくの曇り空です。
電車の本数が極端に少ないため、一度降りてしまうと、もし山が見えなかった場合、何もない駅で途方に暮れることになる…

午後からは晴れる予報だけど、もし待っても見えなかったら……。

葛藤の末、「今回は深追いしない」という大人な決断を下しました。

車窓からぼんやりと霞む海岸線をモヤモヤしながら眺めつつ、次の目的地・富山駅へ向かいます。

富山駅で「キトキト」な寿司ランチ

お昼は富山駅に戻り、駅ナカにある「氷見 きときと寿し 富山駅店」へ。
半年前に訪れたお盆時期は大行列で断念しましたが、今回は30分待ちで入店できました。

まず注文したのは、贅沢な「北海五貫盛り」。
サーモン、ほたて、カニ、いくら、ウニと、北の海の幸を一度に味わえる大満足のお寿司たち♪

氷見 きときと寿し 富山駅店の北海五貫盛り(サーモン・ほたて・かに・いくら・ウニ)

これに加えて注文したハマグリの味噌汁も。

やっぱり富山の寿司は裏切らない。熱々のハマグリの味噌汁が、凍えた指先まで温めてくれるような……そんな贅沢な一口でした。

大好きな光り物とブリの炙りも追加して、心もお腹も満たされました。

今回の訪問スポット

氷見 きときと寿し 富山駅店

富山駅直結の「とやマルシェ」内にあり、車なし旅でもアクセス抜群。氷見の鮮魚をリーズナブルに楽しめる人気店です。
公式サイトはこちら

木と光が織りなす「TOYAMAキラリ」

TOYAMAキラリ(富山市ガラス美術館・富山市立図書館)の特徴的な外観デザイン

食後は市電に揺られて、美しい建築で知られる「富山市ガラス美術館(TOYAMAキラリ)」へ。

隈研吾氏設計の、木材・ガラス・アルミを組み合わせた開放的な吹き抜け空間は、まさに圧巻です。

隈研吾設計のTOYAMAキラリ内部に広がる木材を使った立体的な空間

角度を変えて配置された杉の板が、光を柔らかく反射させる様子は、デザインに携わる身として非常に刺激を受けました。

吹き抜けを見上げた瞬間、視界が木材と光に包み込まれるような感覚。思わず深呼吸したくなるほど、圧倒的な開放感だわ。

ガラス美術館では2026年5月31日(日)まで開催している「コレクション展 バカラ、ガレ、ドーム兄弟・・・、 フランス・アール・ヌーヴォーのガラス詳細)」を鑑賞、優美な曲線の美しさやジャポニズムの影響を受けた作品を楽しみました。

今回の訪問スポット

TOYAMAキラリ(富山市ガラス美術館・富山市立図書館)

建築家・隈研吾氏が設計した、富山市の文化芸術の拠点。ガラスとアルミ、木材を組み合わせた内装は必見です。

旅の終わりに起きた、車窓の奇跡

16時過ぎの北陸新幹線に乗り込み、東京に帰ります。結局、今回の旅では一度も立山連峰を拝むことができず、半分諦めモードで車窓を眺めていました。

ところが、黒部宇奈月温泉駅を過ぎたあたりで、奇跡が起きました。

雪をかぶった立山連峰と富山の街並みの風景

厚い雲がスッと切れ、夕暮れの光に照らされた「真っ白な立山連峰」が姿を現したのです。

あ、見えた……!

昨夏のリベンジを果たせた瞬間、
「おすすめスポットで粘って待つ」のではなく「移動の途中で出会う」という、なんとも複雑な気分にもなりました。

まとめ:富山・大人旅を終えて

今回の旅は、あえて「予定を詰め込まない」「無理をしない」という選択をしました。

雨晴海岸で降りなかったからこそ、ゆったりと建築を楽しみ、最後には一番贅沢な形で山を拝むことができた。そんな気がしています。

美味しいお酒と魚、そして美しいデザインに触れる富山の旅。 日常をリセットしたい大人の休日に、ぜひおすすめです。

次はどの季節の富山に会いに行こうかな。

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