4ヶ月入院して退院後もベッドでゴロゴロと過ごす時間が増えた高齢の母。でも肺が弱ってるだけでまだ歩けないわけでもないし、普通に机の前に座ることだって出来るんです。楽だからと寝てばかりいる母が気がかりで、このままではボケてしまう。歩かなくてもカンタンで手先動かすものでもしてもらわなくては!と思い、楽しく遊びながら、手先を軽く動かしたり頭を鍛えることが出来る本を探しました。高齢者の方へ、また自分自身にもプレゼントしていかがですか。
おすすめ1:やってみて楽しかった、脳トレぬり絵
高齢者の方にぴったりな塗り絵を発見。イラストが可愛いだけでなく、絵の中に設問が含まれて、40代の私でもしばし考える時間が必要な問題もありました。物の個数を数えたり反対向きに描かれている場所を探す問題など、方向感覚や探し出す力、記憶力など試されます。夢中に色を塗ることで集中し、イライラも解消されてました。全ページ切り取り線ついてて、塗り終わったあと部屋に飾れるのも嬉しいです。
おすすめ2:大人の塗り絵 POSTCARD BOOK
大人の塗り絵 POSTCARD BOOKシリーズは、コンパクトな葉書きサイズでプレゼントに最適。物忘れ防止というより、普通に大人が楽しめる塗り絵で、場所を選ばず楽しめるのが魅力です。
おすすめ3:スクラッチアート
最近人気のスクラッチアート。私が小さい頃は画用紙に色んな色をクレヨンで塗り、その上から全体を真っ黒なクレヨン塗って、とがったペンでひっかきカラフルな絵が描けて喜んでたんですが、今はそれが本として販売されてます。下絵が描かれた黒いスクラッチシートを専用ペンでなぞると美しい絵が浮かび上がり、癒やされます。
おすすめ4:シールブック
色鉛筆や専用ペンなど道具が不要なシールブック。番号のついた箇所にシールを張っていくと、色鮮やかで立体的な作品が完成します。細々としたことが苦手な方は向いてないですが、集中して制作し、部屋が散らかること無く楽しめます。
おすすめ5:クロスワード
頭を使う鉄板クイズ本クロスワード。高齢者に懐かしい昭和の単語や、誰かに話したくなる雑学が詰まったクイズなど、毎日数ページずつチャレンジして脳を活性化することができます。
おすすめ6:間違い探し
左右絵を見比べるだけでできるルールはカンタンな間違い探し。高齢者向けは優しすぎたり、その人の理解力によって満足度はバラバラですが、クロスワードと同様頭を働かせ、さらに記憶力も必要となり物忘れ防止に最適な本です。超超…の間違い探しはほんと難しくて、私解けませんでした。
おすすめ7:書写・写経
リュウマチを患っていた亡姑は、いつも固くなってしまった手でリハビリを兼ね写経をしてました。筆だと大変だけど、鉛筆だったら取り掛かりやすい。毎日なぞったり見写したりすることで字が上達し、心沈めて脳を鍛えることができます。
最後に
高齢者の事を考え脳トレ用に本を贈っても、絶対喜ばれるわけではありません。デザインの好みも、問題の理解力も人それぞれ。難しくて出来ない!と言って手にとってもらえなかったり、こんなカンタンなモノ渡してバカにしとるのかー!と言われることもあります。私自身どれが気に入るかわからず、何冊かジャンル違いのものを母にプレゼントしたのですが、喜ばれたのは自分の思っていたものと異なりました。
そしてなにより楽しいものでも人間はサボりたくなる生き物。体が痛い、気力がないと言ってやめてしまうかもしれません。なので挫折しないよう出来る範囲で一緒にそばにいて、やってることに対して褒めることが、脳に良い影響をもたらすと信じてます。