先日母の四十九日法要で、関西へ帰省しました。お葬式の時は雪がチラついてたのに、すっかりポカポカ陽気となって、いつまでも悲しんではいられないな…
法要を行う兄の家に着くと、なぜか沢山のお餅が用意されてます。
沢山お餅を準備してるけど、どうするの?
聞いたところで誰も答えを知らない餅がデデーン!
法要の5分前にお坊さんが来て、兄嫁はお坊さんに言われるがまま餅を丁寧に重ねていきました。最期に平たくて大きなお餅を上からかぶせて準備完了!
残念!それ写真撮っておけばよかった。
法要の準備が整ったところで、四十九日法要開始。お経をあげてもらってお焼香をし、新しくなった夫婦位牌に魂入れをしてもらいました。
そして気になるお餅の出番!!
お坊さんがこのお餅を「人型にします」と言って包丁を持カットし始めたけど、何をやってるか理解できない…
丸い大きな餅をザクザクと切り、一旦積み上げた小さい餅の上へ更に載せていきます。そしてもともと餅が入ってた木箱へ切った餅の断片を並べていくと、あっという間に人型となりました。
歓声を上げたいけど不謹慎か悩み、小さくフォーッ!と声が漏れる我が家…
なんでこんなカタチにするん?
人のカタチになったお餅は故人を表し、小さくい49個のお餅は生きてたときの煩悩。その重い煩悩をやっと肩から下ろすことが出でき、楽になった姿だそうです。そして極楽浄土へは、その小さいお餅を3個だけ持って旅立たれるとのこと。
実は今回お寺さんを変えたので、初めて目にする儀式となりました。
生前母が父の葬儀で近所のお寺さんにお願いしたのだけど、そこと相性が悪くて違うところにして欲しいと言っていたから。
もともと信仰心ゼロの家で、父がなくなった時に慌てて父方の宗派確認するぐらいだったから、今回誰も気にすることなく変更したけれど、よく考えたら今回どこの宗派に頼んだのだろう?
ちなみにこのお餅は傘餅と言い、餅を食べることで供養になると言われてます。甥っ子たちは学生であることから、頭を食べたらとお坊さんに勧められてました。
しかしこれ、関西だけの習わし?全国的に傘餅ってやってるの?
気になることは多々あったしお土産として持たされたお餅は重たかったけど、傘餅は将来良い思い出話として語ることになりそうです。
母が亡くなり少し落ち着いた時、ほっこりした本を探してたらぴったりな感動本に出会いました↓