雨、悲しい日

母が20年前から間質性肺炎を患い、高額な治療薬投与のために難病指定を受けてから2年が経ちました。この病気は息が苦しくなる病気で、診断後の余命が3〜5年、5年〜10年とも言われています。

症状の進行を遅らせる薬はあるものの、治る方法がまだ見つからない難病、なんだかんだ言っても母は20年も元気に過ごしてきたので、あまり気にしてなかったけど、昨年3月に肋骨骨折で4ヶ月入院してから、新薬の副作用ダブルパンチですっかり弱々しくなってます。

やせ細った母がベッドから起き上がる

退院してからちょうど1年経つ今月、母は定期検診でお医者さんから辛い宣告を受けました。

男性医師

余命1年。
今ひとり暮らしだけど、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の入居検討をされたほうがいい。

たしかにこのところ、ベッドからトイレへ行くだけでもすごい息切れの母。携帯用の酸素ボンベも使うことになるみたい。

著者 悲しい

今回ばかりは、余命がすごく伸びることはないかな…

なのに世の中コロナ蔓延の危機。

著者 悩む

県境またぐ移動制限も解除されたけど、7月8月移動して大丈夫?
東京に住んでる私が新幹線で駆けつけ、弱った母と顔合わせてもいい?
もし母に会いに行って、コロナ持ってきた!症状が悪化した!とかなったらどうしよう。

母は最初いつでも来てくれていいって言ってたけど、日にちが近づくにつれ電話をかけてきました。

母1

無理して来なくていいよ、車で来てくれるならマシかも知れないけど。

著者 びっくり

何年も運転してないペーパードライバーが東京⇔奈良の車移動なんて無理。。

寒くなるにつれて、風邪やインフルエンザなどウィルスが猛威をふるう。コロナ第2波もきっとやってくるはず。

著者 悲しい

じゃ、次に母と会えるのは暖かくなる来年の春?
それとも新薬ができるまで無理?
暑い夏ならウィルスの影響は低いと思って7月連休に計画立てたもののキャンセル…

ひとり暮らしとはいえ兄が毎週末様子を見に行ってくれているのが救いです。ただ、余命1年と言われた母にどう向き合ったらいいか、今後の糸口がみえません。