2020ハンドメイドインジャパンフェス冬のワークショップで革の手染め体験をしてみました。サンプルとして置かれていた綺麗な色の革小物が、工場で作られた革材料でなく、手染めでできるなんて是非ともやってみたい!ということで挑戦してみます。
Lizedさんの「革を染める体験」
皮革用塗料メーカー「Lized」さんが行う革を染める体験は、カードケースやキーケース、レザークラフトをする人にとっては嬉しいA4サイズ(お試し染め)など色々なサイズの革があり、体験時間は約30分。
最初はキーケースに挑戦しようと考えたんですが、実際使う機会がないものばかりで悩む〜。A4サイズを染めてみたいけど、作りたい作品も想像できたてないから後で使いづらそうだし。やっぱりパソコン仕事でコード沢山持ってるから、コードクリップが一番実用的で良いかな(^_^;)
染めるのはコードクリップ(3個)1,000円に決定!
作るものが決まったところで、どんなふうに染めるの?
体験者の革ムラ染め
販売してる革小物で気になったのはアンティーク風なムラ染め。隣りで体験してた女性はリンゴみたいな美味しそうな色合いに染め上げてます。でもコードクリップの中で気に入った作品を選んだら、ムラ染めより工程が減る方法でした。
エンボス加工を施す
サンプル通り色を付けるなら間違いがないだろうと思って選んだコードクリップは、かすれた感じの青色グラデーションで、表面が凸凹しています。
面積の広い革の凸凹も、自分で好きに付けることができるなんて♪
エンボス型を選ぶ
凸凹表面を作るの手渡されたのはエンボス型シートの山。「この中から好きなもの選んでください」と言われ、せっかく3個作るなら異なる雰囲気試そうと3種類選びました。
エンボス型に挟む
次に革をエンボス型に挟み込みます。
ローラーを回しプレスする
さらにエンボス型をローラー式プレス機にセットします。片手で上から抑えながらローラーを回し、あっという間に完成(*´∀`*)
簡単に革のエンボス加工できるから、この機械いつか欲しいな。
紙だけじゃなく、便箋や名刺とかもプレスしたらオシャレだわ
レザー手染め・頭張り
皮革用塗料の使い方
革の型押しが終えたところで本題の手染めです。指が染まらぬようビニール手袋を渡され、小分けに注ぎ込まれた塗料の説明を伺いました。使うのはもちろんLizedの塗料。塗料の色が濃いので事前に先生のほうで薄めていただいてます。
綿を包んだガーゼのスポンジに塗料を染み込ませ、余分な液をタオルに叩いて落とし、あとは革に叩き込めばOK。
皮革用塗料で手染め実践
サンプルのように作りたいと言ったら、先生がまず2色染み込ませたスポンジを作り、見本を見せてくれました。ほんとスポンジを好きに叩きつけるだけ。ただ濃い色をつけてから薄い色にするのは難しそうだから、淡い色から重ねていったほうが良さそう。
隣りの方が体験してるムラ染めは、革を染める前にベースコートを塗布してたけど、かすれた感じの染め方はその作業が不要でした。麻の葉柄は赤系の塗料でトントン着色。ピンク色は思いのほか子供っぽくなりそうだから、違う色を重ねてごまかしたいヨ(ToT)
アラベスク柄はアンティーク風になればと茶系2色の染料で着色です。
凹凸の表面だけ染めることを、革業界では「頭張り(アタマハリ)」と言うんだって。
トップコートを塗る
革を染めたあと、最後に色止めにトップコートをまんべんなく塗ります。
完成
トップコートが乾けば完成。コードクリップの形を切り抜き、金具付けは先生がやってくれました。
レザーの手染めは、以前浅草ではレザーマーブリング体験をしてます(*´∀`*)↓
浅草エーラウンド2019では無料革ケース作りだけでなく、レザーマーブリング体験もしてみました。やってみると簡単に変化して楽しい♪
次はつまみ細工の体験をご紹介するので乞うご期待♪