屋久島2日目、縄文杉トレッキングに行ってきました。朝4時起床、あたりはまだ真っ暗で雨降ってないものの風がきつい。台風は不安だけど、ホテル屋久島山荘でスーツケースを預かってもらって登山用弁当を受け取り、5時にチェックアウトして出発です。
屋久杉自然館前までバスで移動
ホテル屋久島山荘からバス停まで徒歩5分、街灯もない暗い夜道で早速ヘッドライトが役に立ちました。
登山客をたくさん乗せたバスがすぐにやってきて、天気悪くてもみんな山に行くんだなぁと思ってたら、あっという間に屋久杉自然館前に到着。5時半の荒川登山バスに乗り継ぎするために並び、さらに乗り続けること30分、荒川登山口に着きました。
※3月から11月末までの期間、屋久杉自然館前から先は通行規制してるので一般車は入れません。前日までに片道850円の乗車券が必要です。
縄文杉トレッキング出発前の朝ごはん
早朝に出発したから眠いし食欲もないですが、戦力を付ける為に宿で用意してもらったお弁当を頂きます。中身はおむすび2個に焼き魚、水菓子で案外スルッとペロリ。
ラッキーなことに雨は降ってない。トイレを済ませ軽くストレッチをし6時半、縄文杉トレッキングへ出発です。
トロッコ軌道
出発するといきなりトロッコ軌道!!テンション上がる〜
トンネルもくぐってなんだかアドベンチャー気分(゚∀゚)
大きな穴が開いてる木も発見。早速ジブリの世界を見つけたようで嬉しい。
小杉谷橋
小杉谷集落跡の手前に橋があり、下に目をやると川べりで休憩してる人が見え心地よさそう。
縄文杉トレッキングでは他にもいくつか橋があるものの、すべてがこの橋のように頑丈ではありません。手すりのない橋もあるし、雨や風が吹いてるとヒヤッとするとこもあるから気をつけて。
大株歩道入口
大株歩道入口に着き、楽しかったトロッコ軌道も2時間半で終了。
少し雨が降ってきました。トイレ休憩してわき水をくみ、雨対策にザックカバーをかけ再び歩きます。
階段を登り、ここからきついルートとなりました。険しい岩に手をついてよじ登ったり、むき出しの木の根を登っていくんですが、やっとトレッキングになってきたって感じで楽しい。
ここまでくるとなぜか年配の方たちよりも、若い子の方がへばってます…
ウィルソン株
歩き始めて3時間、1箇所に行列ができてると思いながら近づくと、屋久島人気スポット「ウィルソン株」でした。切り株の中に入り見上げると、ハート型にぽっかり開いていて、くっきりダブルハートが可愛い(*´艸`*)
ほんとでっかい切り株で、切れ間から顔を出してみたんですが大きさわかる?
まだまだ険しい道が続きます。
雨はさらに激しくなるものの、ほてった体にレインスーツ着る気になれません。
そのまま歩いてると、軽装なガイドさん何人かにすれ違いました。傘差して山道を登ったりするから、慣れてる人達の身のこなしはすごいですね。
大王杉
10時半、大王杉到着。
推定樹齢3000年、霧の中そびえ立つ大木は幻想的で、力強く立ってる姿に感動しました。
このあたりは朝からの雨であちこち水溜りができ、てジャブジャブ進むことになります。防水のゴアテック登山靴、水が染み込んでこなくてさすが!
ガイドさん多いから、歩いてるだけであちこちからうんちくが聞こえてきます…
こっそり聞いてすみません。
縄文杉トレッキングをしてると、鹿もひょっこりこんにちは。
クライマックス 縄文杉
11時、クライマックスの縄文杉にやっと着きました。
この杉の木は樹齢7200年と言われ大王杉と同じように幹が太く立派なんですが、雨のせいで霧が立ち込めぼんやりと見える状態。
ただ感動より雨に打たれ歩き疲れぐったり朦朧とした感じで、実はあまり何も感じませんでした…
Uターン
後はただ4時間半かかったコースを引き返すのみ。登ってきた時はそんなに感じなかったんですが、下山してたらそれなりに高低差あったんだなと気づきました。
ランチタイム
ウィルソン株まで戻り12時半、ホテルで作ってもらった弁当片手にランチタイムです。
朝も昼もホテルの登山弁当でしたが美味しい、柏餅の甘さも疲れた体に染みました。
うんざりなトロッコ軌道
そしてだらだらひたすら下山です。もうトロッコ軌道にうんざり。
高低差もなく単調な道、距離長すぎて辛い・・・
途中の休憩所で居眠りし、15時過ぎ荒川登山口に戻り約9時間の縄文杉トレッキング終了。
「ホテル屋久島山荘」到着
16時バスに乗り爆睡30分、さらに乗り換えして宿に戻りスーツケース受け取りました。本当は連泊したかった…。でも予約とれなかったんですよね。
タクシー呼べばいいのにガラガラとスーツケースを持ち、それからさらに30分以上歩き次の宿「グリーンホテル」へ。本日の移動終了、もう動きたくないです…
縄文杉トレッキング、タイムスケジュール
05:00 安房の宿 ホテル屋久島山荘
05:30 屋久杉自然館前
06:10 荒川登山口
06:30 登山開始
08:50 仁王杉
09:45 ウィルソン株
10:30 大王杉
11:00 縄文杉
12:15 ウィルソン株でお弁当
15:15 荒川登山口
16:00 バス乗車
16:40 屋久杉自然館前
17:15 ホテル屋久島山荘 スーツケース受取
18:00 グリーンホテル
縄文杉トレッキング後の感想
総距離22km:約9時間
必要な体力
登山がキツイという感じではなく、ダラダラ高低差の無いなだらかな道を延々歩くのが辛かったです。
トロッコ軌道は最初ワクワクしてたのに、2時間半も歩けばうんざり。
縄文杉から折り返しでまた歩くと思うと気が遠くなりました。
なので年齢関係なく淡々と緩やかな道を長時間歩く忍耐あれば誰でもゴールできます。
登山ガイド必要?
ガイドをつけなくても迷うポイントは無く、地図さえ持参していれば問題ありませんでした。ただトレッキング慣れしてなかったら距離が長い分だけ気分的にもしんどいし、ガイドをつけるの勧めます。
ガイドさんはシートやコーヒーなど重い荷物運び、途中でティータイムしてくれたり、歩くペース配分を考えて歩いてくれます。疲れを察知して話をしてくれて気分を紛らわせてくれるし、うんちくがたくさん披露して楽しそうでした。
クライマックスの縄文杉
縄文杉は確かに大きく素敵だったんですが、柵があり近づくことができませんでした。個人的には大王杉のほうが近くで見ることができたので好きです。
雨対策
確かに雨は体力を奪いますが、運動量あるから真夏のレイングッズには気をつけて下さい。レイングッズは熱が体にこもり、火照って余計疲れたりします。
帽子を被れば目に雨は入りづらいし、木がある程度雨をさえぎってくれます。私はレインスーツを持って行ったけれど、雨は気がある程度防いでくれたので暑いからすぐ脱ぐました。ぐちゅぐちゅ鳴る靴を履いて歩き続けたいですか?
防水スプレーがどこまで効果を発揮してくれるかわからないですが、防水透湿性素材のトレッキングシューズは威力を発揮してくれ不快感を防いでくれました。トレッキング装備についてはこちらをどうぞ↓
屋久島に行くなら登山は外せないですよね。 私はよく近所の山に登ってるんですが、今回屋久島行くのにあたり、素敵女子☆山ガールを目指すため、新たに山スカート+レギンス揃え、他にも色々買い揃えたのでご紹介します。 夏の屋久島ト …
縄文杉登山ルート アクセス
3月から11月末まで
「屋久杉自然館前」から荒川登山バスに乗り、「荒川登山口」まで40分。
往復1700円、バス乗車券の事前購入が必要です。
「屋久杉自然館前」から先は一般車両通行規制を行っており、車や二輪車など通れません。
バスのダイヤは一番遅くて6時、それ以降は14時までありません。寝坊するとその日は行くことができないため注意が必要です。
12月から2月末まで
一般車両の規制は無くなり荒川登山バスは運休。マイカーまたはタクシーでどうぞ。