関西に住んでいた頃は、毎年正月に雪を楽しみに登っていた金剛山。けれど今年は暖冬の影響で全く雪が積もってません。でも正月ずらして帰省したら雪降ったりして?と期待し、100kmウォーク仲間に連れてってもらうようお願いしてました。
そして1月18日、どっさり雪積るなんて、私ついてるー♪
仲間からも雪を運んできてくれた!と言ってもらえ、気分最高です。
今回の登山ルート
夫と登るときはバスで「金剛登山口」まで行き、一番利用者の多い階段ばかりの「千早本道ルート」でした。今回は車で向かったので、そのバス停からさらに先の千早ロープウェイ前(バス停)伏見峠登山口からで出発です。10時半レッツゴー!
登り始め
ふもとはほとんど雪がなく、舗装されたなだらかな道です。
水場でひとやすみ
駐車場から30分もしないうちにすっかり温まり、着込んでた上着を脱ぎました。そしてコップが置いてある水場で一休み。湧き水はこの時期冷たくなくて飲みやすいです。
なんとなく雪が出てきました。でもまだアイゼンは不要かな。
暗がりでは木漏れ日とともにキラキラと雪が(*´∀`*)
滑りやすくなってるレインボーブリッジ
景色は雪で白くなってきてるのに半袖Tシャツで前を歩くリーダー。暑いんですね(^_^;)
レインボーブリッジには雪が積もり滑りやすく、そろそろアイゼン欲しいところです。
アイゼン事件
アイゼン装着しようとして嫌な音が!!
5年ぶりに取り出したアイゼンは、引っ張ると簡単にブチ切れました。両足共です、経年劣化って怖い(ToT)
でも山歩きが好きな皆さんはすごい、色んな人のポッケから紐が出てくるんですよね。壊れたアイゼンをササッと紐で足に巻きつけてくれました。ほんと夫婦で登ってたら応急処置もできず絶対途方に暮れてたはず。
こういうの使えば、経年劣化を遅らせることができるのかな↓
応急処置のおかけで問題なく雪山を歩くことができ、ザクザク登り続けてると、通行止めの看板裏から脱出できました。ここからはなだらかな道ですぐ山頂です。
雪でモッフモフの山頂到着
金剛山の山頂はたっぷりの雪に覆われ一面銀世界でした。青空が出るのを待ってパチリ。山頂の温度はちょうど0度で、無風だったからそこまで寒く感じられません。
金剛山山頂で温か鍋パーティー
12時半、ランチの支度をはじめます。今まで山の上ではカップヌードルで済ましてただけに、初めての山頂調理は勝手がわからずオロオロ。皆さんは慣れたもので、早速テーブルにクロスを敷きました。オシャレだわ( ゚д゚)ハッ!
そしてシュポシュポとポンピングしながらガソリン式バーナーに点火し、鍋セッティング。ガスより少し面倒そうだけど、ガソリンは寒い場所でも火力が安定して使えるからいいんだって。
カットした野菜や美味しい肉、重たい水など皆さん運んできてくれてほんとありがたい。材料をどっさり入れ鍋完成。
いっただきま~す\(^o^)/
味付けはこれで安定のはずが、たっぷり詰め込みすぎてちょいと薄味↓
でも美味しい酒粕も持ってきてもらって途中から酒粕味噌鍋となり、パンチの効いた七味などもプラスされ、味がどんどん変化していきます。
酒粕って火で炙って食べるのこんがり香ばしく美味しいと発見。各自割り箸に酒粕を巻きつけ、バーナーにかざしました。砂糖や醤油を付けて食べるのもおすすめ。
食後のドリップコーヒー
温かい鍋を食べてたら体温まるはずなのに、すでに昼ご飯の準備初めてから2時間経過、つま先など冷えてきました。そんなときは淹れたての香り立つドリップコーヒー。こんな雪山山頂屋外で飲めるなんて思ってすごいわ。
15時下山開始
あっという間に15時になり、そろそろ時間がヤバいです。山は16時すぎると暗くなるから。下山は道を間違え少し遠回りになったけど、16時半駐車場まで帰ってこれました。
さいごに
はじめての雪山鍋パーティーは、そこで食べるからこその美味しさに感動でした。でも支度から片付けまで2時間ぐらい山頂で過ごしてると、いくら暑がりさんでも装備しっかりしてないと足先はかじかみます。こういうときこそ冬用登山靴があるんだと身を持って感じました。
そして調理のためには日帰りでも荷物の重量10kg前後も覚悟。水とかほんと重いしね。私は鍋だけのハンデにしてもらえたから辛くなかったけど、荷物の重みはかなり負担となるので、登山経験が必要かも。運んだり料理をしていただいた皆さんほんとありがとです。
そして、、下山中に知ったこと。
金剛山はケーブル運休中!
災害の影響でなかなか復旧の目処たたないそうです。歩いて登るには問題ないので、雪山を堪能したい人はお天気と相談のうえ、自分の足でお楽しみあれ。アイゼンと手袋忘れずに\(^o^)/
ユーストリームの金剛山頂ライブ映像で山の状態をリアルタイムで確認