焼岳小屋からの眺め

土砂降りで一寸先が見えなくなり断念した焼岳、15分後に焼岳小屋まで引き返してきました。登山口から頭頂断念までの道のりはこちら↓

着いた頃に雨がやみ、雨具を片付け登山口まで下山しようと思ったら晴れ間が。見上げると山頂もくっきり顔を出してます。少し前まで雲で全く見えなかったのに。

やっぱり山頂まで登りたい!

13時、下山時刻が少し気がかりだったものの焼岳小屋からリベンジです。これまで草の合間を歩いてたけど、砂や小石で滑りやすい道となりました。

焼岳登山

1時間後、焼岳小屋の緑の屋根が1時間後小さく見え結構登ってきたなぁと実感。

焼岳小屋を見下ろす

息切れして休憩。目がいっちゃってる私…

あたりは小石からだんだん大きな岩に変わってきました。

ゴロゴロとした岩場の焼岳

砂で足元をとられないよう、ロープを持ち階段を一歩一歩。

焼岳登山

落ちたら一貫の終わりと思いながら、まじでヒヤヒヤ。もう怖すぎるですけど。

これが「日帰りで初心者にもおすすめ」な山なの?高尾山や金剛山、六甲山と違いすぎる…

焼岳登山岩場

岩がどんどん大きくなってきて、足をかけるのも大変。掴む岩はコロコロと転がり落ちるし、掴む岩も注意しないと。

焼岳登山 大きな岩をよじ登る

14時間40分、中の湯方面への分岐点にやっと到着。

焼岳 中の湯と上高地分岐点

見上げるとモクモクと噴煙が登っていて、この岩場を登れば山頂!と思いながら一休み。

焼岳硫黄の立ち込めた世界

山頂に行きたくてもそろそろ下山時間が…

中の湯側に降りたら早く下山はできるだけろうけど、霧が立ち込め真っ白だから全然足元が見えない。知らない道だし不安。最初の登山計画通り上高地側に降りよう。

日の入りまで残り約4時間。これ以上登る時間に費やすと、日が暮れるまでに下山できないので、今度ばかりは山頂を断念しました。

焼岳からみる上高地の眺め

15時過ぎ、空が少し赤くなってきてます。山がよく見えると喜んでたのに、焼岳小屋までの同じ地点で土砂降りに遭遇。そのエリアは常に雨が降る設定になってるんじゃないかと思うほどで、ジャブジャブとぬかるみを歩き体力消耗。

焼岳から見る山々

登りの時ヒヤヒヤした階段や、ロッククライミングのようによじ登った岩盤は、思いのほか簡単に下山することができました。そして中の湯方面への分岐点から4時間後の17時40分、日暮れ前になんとか下山です。

夫の登山靴、そして私の富士山用GORE-TEX登山靴も、今回みごとに靴裏が剥がれ廃棄処分。雨に打たれ、それでも途中引き返しながら登り直した焼岳登山は、山頂まで行けなかったのに8時間かかりほんと辛かったです。頑張って素敵な景色を見れたので良い思い出となりましたが、もう登りたくない…

焼岳登山土砂降りで壊れた登山靴

焼岳登山土砂降りで壊れた登山靴

登山初心者、途中土砂降りの焼岳タイムスケジュール

09:00 河童橋
09:30 上高地側登山口
09:45 登山計画書申請完了出発
11:30 焼岳小屋到着
11:50 出発
12:40 土砂降り、霧で足元が見えず引き返す
13:00 焼岳小屋
14:40 中の湯方面分岐点で下山
17:40 上高地側登山口
18:20 河童橋

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