5月23日、今年も「関西100km歩こうよ」が開催され、サポーターで参加しました。4度目の大会は経験あるリーダー達も増え、サポーターもスムーズな連携プレイとなってきてます。やっぱ何事も積み重ね、反省と改善を行うって大事だと実感させられる二日間でした。

サポーターの抱える不安

サポーターをやってて毎年不安に思うことがあります。
それは徒歩参加者にテーピングして欲しい、マッサージをして欲しいと言われること

だって何の知識もない素人ですよ、誤って逆に痛めたりしたら申し訳じゃないですか。事前にYouTubeで勉強しても、いきなり本番のテーピングは無理(´;ω;`)

テーピングの救世主 整骨院の先生

土踏まずテーピング

そんな不安を毎回訴えてましたが、今年は頼もしい人が来てくれました。サポーターとして、整骨院の先生が参加です。

二日間昼間だけでしたがそれでも凄く心強く、しかも大会始まってから徒歩参加者が到着するまでの間、次のチェックポイントでテーピングとマッサージのコツを教えてくれました。実際には身体痛めた人へのテーピングはやっぱ怖く、結局のところ先生呼ぶ形となったのですが…

マッサージ

100kmウォーク マッサージ

テーピングは無理でもマッサージならお役に立てます。マッサージのコツを活かして、続々とチェックポイントに入ってきた参加者さんをモミモミ。

汗や足のニオイの不安

汗や臭いを気にしてマッサージを遠慮する人もいましたが、そんなこと言ってると完歩するまで身体が持たないということは、サポーターの人たちはわかってます。サポーターをする人は、一度100km歩いてるので辛さは重々承知。

そのためにサポーターにはハンドタオルが支給されています。タオル1枚あれば直接肌に触れることなく色んな事をカバーできますからね。マッサージで少しでも筋肉ほぐれ元気に歩けますように。

ストレッチ

100kmウォーク ストレッチ

そういえばストレッチの仕方は聞いてませんでした。疲れた体に筋伸ばしたり股関節回すのは、めちゃめちゃ気持ち良いのはわかるだけに、できるだけやってあげたい。

経験者に聞き、そこは見よう見まねで実践。
「気持ちいい−、ありがとう、行ってきます」その言葉が一番の喜びです。

サポーターの仕事

ところでサポーターはマッサージだけが仕事?
もちろんそれは重要だけど、それだけじゃありません。

大会準備・受付

100kmウォーク大会受付

まず大会スタート地点では、エントリー受付や徒歩参加者の荷物受取、協賛品渡してお見送り。徒歩参加者が出発したら車で先回りし、次のチェックポイントの設営します。

チェックポイントでサポート

チェックポイントではテーブル出して飲み物や食べ物置き、青空の場所では痛くならないようダンボールや銀マット、毛布など敷いて少しでも疲れた体を休めてもらうようマッサージスペースと休憩スペース考えて配置。

大会中の買い出し

天候悪くなったら?と途中でホームセンターに寄り、徒歩参加者用にレインコートや防水スプレーを購入。河川敷に虫除けスプレーとかも必要ですね。携帯充電用に延長コードやバッテリーも準備。徒歩参加者がチェックポイントに到着したら時間書き留め、みなさんの体調を気にかけ元気に送り出すの繰り返し。

サポーター休憩タイム

モーニングセット

サポーターは歩く人達のお世話だけ長時間してると疲れるので、少しは息抜きします。次のチェックポイントまでカフェでモーニングしたり、南京町でゆったり中華料理食べたりとおしゃべりしながらリラックス。

サポーターの生きがい

参加者のお世話だけしてサポーターの何が楽しいの?と思われるかもしれません。私自身そうでした。

実際自分の体力限界を超える100kmウォークを体験した時、支えてくれた人達の暖かさ、優しさを知り、感動を覚えました。
自分がしてもらったこと、次は挑戦者にしてあげたい。

この大会は一昼夜、辛い事に向き合い私利私欲を捨てて一緒にとりくみ支えあうことにより、初対面だったっけ?と忘れてしまうほど打ち解けます。そして終わる頃には、お互いに厚い信頼を寄せ大切な仲間です。

100kmウォーク サポーター打ち上げ

「関西100km歩こうよ」まとめ

歩く人にとっては、疲れて自分本位になったり相手を気遣う余裕がなくなるかもしれません。逆に自分がしんどいのにそれ以上に参ってる人がいると弱音なんて吐けない、あの人はもうリタイヤしたほうが体にもいいんじゃないの?とそれぞれの立場でいろんな考えが生じたりします。

ただ辛いことを一緒に乗り越えようとしてる時の共感は、全てを飲み込み大きなパワーとなり、ゴールしてくれた時の喜びは今まで味わうこともなかったような感動が待ってます。疲労感も麻薬のような快感に変化します。

今回の大会2日目は、暑くて途中から晴天だったので数名リタイヤでましたが、無事終了しました。歯を食いしばって歩いた徒歩参加者様、一緒にサポーターとして取り組んでくれた皆様、お疲れ様でした。また来年、楽しみにしてます。

関西100kmウォーク 加古川河川敷


サポート当日になって毎回悩む服装。他の人達のを見るとUVカットの吸水速乾の長袖Tシャツで、その上に大会Tシャツを着てます。やっぱりスポーツ用の長袖Tシャツ1枚持ってるといいですよね。

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